あとがき
第一部は終了しました。第二部の中から少しだけ・・・
************************
近衛兵団司令官マルンカは、ルシュウから借りた剣を眺めた。その目に懐かしさと後悔を浮かべ、改めて、剣と並べて見比べるようにルシュウの顔を眺めて、静かに語りかけた。
「なるほど、お父上の面影がある」
ルシュウはその意味が分からず首をかしげた。マルンカは言葉を続けた。
「お父上は息災でおられるか」
シオルクの名を呼んで、元気かと問えばルシュウも意味を理解したかも知れない。しかし、この時、マルンカは敬意を込めた表現を使ったため、ルシュウは「オチチウエ」、「ソクサイ」という言葉を理解しかねて、再び首をかしげた。
*************************
第二部では、ルシュウと父親シオルクの正体が明らかになって行きます。長い物語ですが最後まで登場人物達を見守ってやってくださいね。
それから、この物語の主人公ルシュウは、ムウ大陸を舞台に、過酷な運命を呪うことなく、人として一生懸命に生きてゆく姿を見せてくれます。
もう一方、同じ頃、大西洋で海に沈むアトランティスでは、運命に抗い、自分の運命を切り開きながら生きてゆく登場人物達の物語があります。
小説投稿サイト「小説家になろう」で、現在、第一部が完結。第二部が連載中です。よろしければ、二つの物語の主人公を対比してお読みください。
「反逆児アトラス/アトランティス戦記 第一部」 完結済み
http://ncode.syosetu.com/n5340bs/
「反逆児アトラス/アトランティス戦記 第二部 戦乱の大地」 連載中
http://ncode.syosetu.com/n1223cb/
では、「ムウの残照 第二部」開始をご期待ください。
ムウの残照 第一部 ~自然児ルシュウ~ 塚越広治 @kouji_t
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます