概要
朝の空気より、冷たい。
朝の冷たい空気と、そこにある暖かさと。
おすすめレビュー
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- ★★ Very Good!!一枚の写真のような。読まれなかった手紙のような。
流れる時間を切り取って、ファインダーの枠の中に固定する。シャッターを切ると光の反射は真っ直ぐにレンズを通り、そこに時を焼きつける。
写真を見たときに感じる、静と動。それは切り取られた一瞬の刹那と、そこに至るまでの、あるいはその後に続くはずの物語との対比から生まれる。
5:00 amと名付けられたこの作品は、はじめに読んだときはまるで写真のようだと思った。
何気ない描写が、はっきりとした形や姿、温度までイメージさせてくるから。
2人の視点で描かれる朝の風景は、想像の余地を多分に残した、まさに写真のようだと形容すべき作品だと思えたのだ。
ところが、感想を書こうと気になった部分を読み返すうち…続きを読む