※この作品はアルフォートに監視されています!

  • ★★★ Excellent!!!

 オレオは始まりと終わりがひとつになった。誰もどこが始まりか知らず、どこが終わりかしらない。
 無明を彷徨う小舟のように、消費者は延々とどこから食べるか悩み続ける。
 しかし知るだろう。その繰り返しの悩みもまた、目の前のオレオレオと同じく『輪』となっていることに。始まりと終わりなど、有限である身故の概念。この世界には、始まりも終わりもないのだと――――