読みながら何度そう叫んだことか。人格すら操られ、それでもなお『メロス』として生きようとする様、なんと美しいのだろう。暗いイメージの多い太宰がこんなにもかわいらしく描かれるのは、恐らくこの作品だけだろう。
短編メインで色々読んだり書いてみてます。 更新頻度は遅め。 「読み返して面白い小説を」を目指して奮闘中。 どれを読んだら私の芸風が分かるのか、私にも不明です。…
難しそうと思いながら読み始めたけど、ついつい続きが気になるとは、まさにこの事ですね。走れメロスを知っているからこそ、話の面白さが倍になります。とってもおもしろい!
「キャラクターが勝手に動くんです。」なんて言葉を作家さんが仰ることがありますが。メロスとダザイの攻防がとてもとてもとーっても面白かったです‼言葉選びが憎いくらいおちゃめで、シリアスなはずの世…続きを読む
こういう掛け合いは大好きです。作者がオチを書くまで登場人物は自分がどうなるのかわからない。己の意思でそのセリフを吐いているのか否か、そういった感情もよく見えて面白かったです。
これは面白いです。メタものなのに笑えるのは、「メロス」も「太宰」もともにキャラが立っているからでしょう。いや、作者の筆が冴えているんですが。それにしても太宰のゼウス感がいい味です。オリジナルの…続きを読む
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