第14話 空
東京スカイタワーの事件の後、「日本」は激しい経済危機に見舞われた。虚偽の上にたてた塔は、いくら上の塔がしっかりとしていても、いやしっかりとしていればしているほどなのか、その虚偽か見破られたとたんに、恐ろしい程あっさり崩れさって行ったのだった。
ひどい混乱だった。そして、それは、たちまちに「日本」だけでは収まらず世界中に広がる——世界経済のひずみを瞬く間にこの世に現出させ、世界中で様々な混乱を生んだ。
もちろん、それは、幸せな物でも、楽しい物でもなかった。多くの会社の連鎖倒産や、失業を苦にしての自殺、犯罪の増加——この不況を、そしてれを作り出したあの事件を恨み罵る人は数多くいた。
しかし、あのままではもっとひどい破局が来る、今、ここでやり直せたのは好機であったと現状を肯定的に思う人もいたし、またあの狂躁の景気から開放され、ほっとした気分の人々もそれなりに多いようであって……
——意外な事に、あの馬鹿騒ぎの中にしか生きれないと思い込んでいた、ハルオもその一人であった。
「なんか少しふぬけてしまった感じね」
そんなハルオを見て紅葉が言う。
場所は、今回の事件に関わり始める事になったあの因縁の場所、麻布交差点近くのバーであった。
もう早朝と言うよりは朝の時間帯であったが、この怪しげなバーにはまだまだ遊び足りない、飲み足りない連中が集まっているのは「日本」が変わっても変わらない姿であった。
しかし、ハルオの日常は確実に変わった様だった。
なにしろ、
「まあ、これはこれで居心地が良いと言うかね——なんか景気悪くなってあんまりがつがつしてない人増えて来たらこっちもがつがつ行く気が薄れてね……それに九死に一生を得たんだから少しはゆっくりしても良いんじゃないかと言うのが……」
「はあ? でも一年くらいそうやって惚けてない? あなたには下手に大金渡さない方が良かったかもね」
「ああ、そんななるかな、そういや桜が今週末にも満開になると言うからな……そうだな一年たったんだ……」
ハルオは一年前のあの数日間の事を思い出す。
激動の数日。その最後に必死に駆け下りた階段——建物が崩壊寸前のところで新交通システムの駅からその橋梁に移り、周りの大崩落にも関わらず残った橋の主塔の歩道にしがみついて救助を待った……
「何もかもすっかりかわっちゃったな」
頷く紅葉。
「ああ、何もかもね——まあおかげで大もうけしちゃったけど」
ため息をつくハルオ。
「……おめえが一番の悪人だよ」
証券の大暴落に張っていた紅葉は、あちこちに空売りをしかけ、買える限りのCDSを所有していたようだ。その結果、彼女は、今回の暴落により、聞くのが怖いくらいの収入を得たようだった。
もし彼女がアキラの計画に関わって、恐慌をもたらすことによる証券の暴落を仕掛けていたのだとすれば、インサイダー取引だなんていうのもおこがましい、真っ黒な経済犯罪だったが、実際の所、本当に、彼女はアキラの計画には何も関わっていないのだった。
もちろん、洞察力の人並み優れた彼女の事、アキラの計画には感づいていたのだろうが、それはあくまで紅葉の心の中の話。それを知っていたと言う証拠は何処にも無い。
彼女がアキラに関連した事と言えば、レイカの頼みを聞いてハルオをあてがったことくらい。ハルオへの支払いも流石にレイカとのデート代とはせずにライバル企業調査への報酬として契約がなされていた。当時のこの「日本」においてそんな金の流れは特に目くじらもたてられる事も無く——これもアキラの計画を知っていたと言う証拠にはほど遠い(もちろん、紅葉はすべて知っていて、ハルオが良く動いてくれる事を期待していたのだとしても)。
それでも、結局、随分と当局に疑われ、しかし証拠不十分となった紅葉であったが……
——いや、実は、こんな紅葉への疑い等はすべて後付けの勘ぐりであるとも言える。
そもそも紅葉はこの事件の数年も前から、大規模な空売りを仕掛けていたのだ。
彼女はこんな世界がいつまでも続くわけが無い事に元々かけていたのだ。
そしてその賭けに勝った。それならば、今回得た途方も無い大金は、この世界を正しく見抜いていた物への報酬とは言えないだろうか?
まあ、言えるか言えないかは、ともかくとして……
彼女にも少しは悪いと思う気持ちがあるのかその得た莫大な富のかなりは……
「あら、でも確かに悪人だけど、免罪符買いまくっているから大丈夫じゃない?」
紅葉は、今回の経済混乱で立ち行かなくなった孤児施設や文化団体など、あちこちへの寄付してるらしいかった。
それは本当に贖罪の意味があるのか、それとも気まぐれにやっているだけなのかは分からないが、
「他に使い道も無いから適当にばらまいてるようにしか見えないけどな」
ハルオとしてはそれをネタにちゃかす方を選ぶ。
しかし、その言葉を聞いて閉めたと言う顔の紅葉は、
「あら、女独り身じゃ思いつく使い道にも限りがあってね……」と。
しまったと言う顔のハルオ。
続けて、
「……一緒に使ってくれる人がいるのならもっと有効なつかいかたもあるのだけど?」
ハルオの目を見てにっこりと笑いながら紅葉。
目が泳ぎ、黙って、なんとか話題か変わらないかと横を向きごまかそうとするハルオ。
しかし、
「まあいいか……今日はこれくらいにしてあげる」と面白そうな表情で紅葉。
それを見て、ほっとした表情でため息をつくハルオ。
「——で本題は、今日の依頼の仕事はなんなんだ……あんなエグイのはもう無しにして欲しいが……」
ハルオは紅葉の前に半分飲まれたシャトーディケムのワインボトルが置かれているのに少し警戒しながら言う……
「あら……簡単よ、あなたが一年間、約束も果たさず逃げ続けているので、この子から依頼よ……今日このままここから行ってもらうわ」
ハルオは受け取った写真を貰って少し青い顔になる。
「この仕事……受けないって選択肢は……」
「無いわ。ハルオ君。さあ、今年も桜の中、またこの我がまま娘の買い物に付き合って来て頂戴……」
と、店の奥の個室から現れ、いままで約束を放り出していたハルオに、少し怒ったような顔でニッコリと微笑むレイカ。
すると、紅葉は焦るハルオの顔を楽しそうに眺めながら、
「——今度は途中で誰かに誘拐されるようなへまをしちゃだめよ!」と。
*
芝浦埠頭付近。
この海岸から眺める空には何も無かった。
東京湾のスカイタワーとその周りの海上都市の崩壊から一年。
この埠頭から空には、あったものがないと言う感覚——無いより無い、大きな虚無が感じられた。
タワーと海上都市については、何度か、規模を縮小しても良いので再建を、その投資によりこの落ち込んだ経済への活性を、と言う意見も随分あったのだが……
——現在の所、その再建どころか、瓦礫の撤去の目処も着いていない様子だった。
そこには、タワーがあった場所には空が、ぽっかりと空いた無があるだけだった。
ましてや今日は雲一つない快晴の空。
そこに何も無いと言う事が強く意識させられる。
——空。
それは、無くなった事を、「日本」が変わった事を強く思い起こさせる。
あった物が無い事。それこそに感じられる本当の無。
それを——あの一年前の事を、この埠頭から、かつてのタワーの威容思い出しながらアキラは思う。
「日本」は、この一年で大きく変わった。
なにしろあの騒ぎだ。アキラが引き起こした事件による経済危機、そしてその後の政界も巻き込んだ大混乱。
何もかもが変わり、大きく動いた。
事件の後、「日本」全体の膿が一気に吐き出されたかのように企業のスキャンダルが連鎖的に起き、加速度的に落ち込む経済指標——この国に恐慌が襲った。
株価は政府の必死の介入でも戻る気配もなく、むしろますますひどくなる——まだまだ底は先のますますひどくなるその中、大手企業の倒産も続く。
そんな社会情勢の中、様々な否定的な未来予測がなされ、人々の将来に対する不安は日増しに高まって行った。
溜め込んでいた不安が、虚勢が、この十年以上失われた現実が現れたのだった。
そして、人々は、
「バベルの名は崩れ、言葉が分かれた人々は世界中に散って行った……か」
埠頭に松葉杖をつき立つ、アキラは、あの狂躁の象徴のような塔が崩れると同時に、人々が追い求めてきた目標が崩れ、様々な価値感が現れ始めて来た事を感じていた。
言葉が別れ人々が散り散りバラバラとなっていったバベルの塔の神話のように、この「日本」も寄るべき名を失い、さまざまな方向へと放浪して行く。
我々は、言葉でなく生身に、その感覚にもう一度戻る。
と——アキラは思う。
そのために様々な悲劇や混乱を起こしながら……
——もしかして、もっとうまいやり方があったかも知れない。
しかし——自分にはああすることしか考えつかなかった。
それがベストな選択どころか——前の状態よりも良い選択であったかどうかさえも現時点では判然としない。
しかし、その事に——自分が行った大罪に——後悔は無かった。
あの時、あの状況で、アキラは自分がするしかないと思う事を行ったのだから……
それが正義であるとは思っていなかった。
相応の犠牲を出した上で行った所業だ。悪であるのは間違いない。
彼の父の所業を暴くための行為が、結局自分も同じような事をして……
アキラは笑った。自分を嘲り笑った。
あの時の自分を——その中でも特に、死で罪をあがなおうとした自分を笑った。あれは罪をあがなう事等ではない——死によりその罪を償う等と言いながらそこから逃げ出そうとする事だった。
死ねば、恨みを自分が受けて死ねば、自分にとって何もかも終了すると勘違いをしていた自分の事をアキラは笑った。あれは——そうではない。始まりだった。あそこからが彼の本当に行うべき仕事の始まりだったのだ。
偽物を組み合わせて作られた『日本」が終わったのならば本物の日本が始まった。彼にとっての本物の仕事が始まったのだった。
アキラは、崩壊する彼の会社「日本」の中で、その後始末に追われた。
とは言え、もちろん、テロリストに脅かされて行ったことになっていたにしてもあれほどの騒ぎだ。そこで公開されたの不正経理の問題もあり——公には、アキラは、彼の会社グループの代表から退いて、影響力の無い相談役のような立場に退いていた事になっていた。
しかし、その実、彼はグループの指揮を裏側から取っていた。取らざるを得なかったのだ。
崩壊するグループ、日本の社会の中で正気を保ち、逃げ出さない、決意を持った者。持たざるを得ない状況に自らを追い込んだ者——そんな者は数は多くないし——いくらいても足りないくらいだったのだ。
アキラは生涯でこれ以上は無いと言う真剣さで、能力の全てを使い、経済の崩壊を食い止めようと動いた。それには彼にとっては、辛いものとなった。自分の非力、本当の力を見せつけられているかのような体験だったからだった。
かつてのアキラが、狂躁の経済の中の「日本」、その際限ない発展の中で見せた会社を発展させる力、それは結局、「発展」と言う状況に頼ってのものであったと彼は思い知る。彼の持つ肩書きも、もう威力は持たない。そんな、「状況」が「環境」が彼の味方をしない状態でのアキラの力とは……?
——いや、アキラはそんな状況でも十分にその力を示していた。
様々な虚飾が外れ、状況が味方しない中でも彼は、彼自分が思った以上に会社達の舵取りをやれていたし、そんな姿を見ている周りの者にもそう見ていた。
真剣に、真摯に、必死に仕事を彼はこなしていた。
しかし、それは——アキラの行動が——真剣であればあるほど、周りの嘲笑を誘う。「日本」を崩壊させた者がそれを食い止めようと動く。確かにそれは滑稽な事だったのだ。
以前の横柄な態度とは違う、アキラの真摯で必死なその姿は、彼の過去を知る者からは、自分の失態を必死にごまかそうとしている惨めな姿に見えたのだった。
でも、笑いたい者は笑えば良い。本当に滑稽なのだから。アキラもそう思っていたし、滑稽に思われてこそ、むしろ彼は彼のやらねばならないことができると思っていたのだった。
自分が見栄や体面の為にやっているのでは無い。そんなものだけが、真にやるべきものだけが自分の心の中に残って行ったのだから、とアキラは思った。
できる事を、できるだけ、いやできる以上に行っていくだけ。
しかし……
——いくら厳選しても、やるべき事は山積みであった。
君らの日本で起きたような面倒ごとが十年以上の利子をつけてこの「日本」に襲いかかって来ているのだ。
様々な不良資産の整理。どこまでも続くリストラ。倒産。
この「日本」は、出口のまだまだ見えない長いトンネルの中にある。高く上がれば上がるだけ、落ちるまでは長く、結果、激しく底に打ちつけられるだろう。その中で、無我夢中で動いた一年間。アキラの会社達も、この「日本」も、景気回復にはまだ程遠い。
しかし、彼の会社にしてみれば——これだけのスキャンダルを起こした彼の関連だ——そのほとんどは最終的に潰れ買われ四散せざるを得ないとしても、買われる時に最大限の社員の雇用の確保と、買われた先でのコア業務の発展ができるような身売りを実現させていた。
今回の経済危機の発信源となったアキラの会社達のバランスシートは、それを引き起こすに足る——まさにこの世界の「日本」の典型といえる——虚栄の経済に満ちたものであったが、そんな虚飾をはぎ取った彼の会社個々には意外な程の実業のコアを持っていたのだった。そんな会社達は買い手もびっくりする位に価値のあるビジネススキームや技術を有していたのだった。
派手な金融ゲームに隠れ見えづらかった、その中に溜め込んでいた実質。それは、『日本」の復活のため必要なコアとなって行けるかも知れない。それが彼が最後に残した望みだった。
そのコアが、正しく成長してゆく事。それが希望——そう、パンドラの箱に最後に残ったもの。それを取り出すのは、箱を開けた彼こそはやらなければならない事であったのだ。
一年前、それを誰か人に任せて死のうと、それで少しでも罪が薄れると考えていたとは、ましてやレイカも巻き添えに……
アキラは笑う。まったく無責任な事だったと。自分を。
そして……
——今日は、ひとまずの休息。
忙しい中にふと訪れた何も無い午後であった。
もちろんまだまだ彼がやるべき事はいくらでも残っていた。
しかし、主要な会社の売却交渉は終え、グループの中でもトンがった連中が飛び出して起業するのを陰から支援するのは出資したインキュベーターに任せられる様になり……
忙中関あり言った日も無くは無くなったこの頃——今日はそんな関一日だった。
良い天気。つい微睡んでしまいそうな一日。風は冷たいのだが、暖かい日差しに照らされた体はポカポカとして気持ちよく、ふと気を許してしまいそうな一日だった。
そんな、心の何処かに常にある、緊張を、警戒を解いてしまう時。
しかし、そんな時に、そんな時だからこそ、魔は忍びよる。
アキラは突然脇腹を襲った激痛に顔を歪め……
「美森……!」
アキラを後ろからナイフで、刺したのはあの銀座の料理屋でタワーの設計図を彼に渡した男——美森であった。
「……ひっ。ひ、この悪党め。俺は、俺はやったぞ、ひははは、悪を俺は倒した、悪を、悪を……」
涙声になりながら、歓喜とも恐怖とも分らない嗚咽を漏らす美森。
崩れ膝をつくアキラ。
「……やったぞ、俺は、やったぞ!」
周りから悲鳴があがり、彼の周りから離れる人々。
遠くから埠頭の警備員らしき数人が駆けつける様子が見える。
しかし、逃げもせずにその場で小躍りする美森。
その目は狂気に満ちていた。
スカイタワーの設計図をアキラに渡した美森。
あれほどの大事件の一端に彼が因をなしていた——それが表沙汰になることは美森にとってキャリアの終わりになるとなれば、決してその事を口外はしなかった彼——多くの「日本」の要人が関わっただろうこの件を口外しようとすれば、それがどう妨害されるか——自信の安全も含め——それを知る程には聡い彼であった。
ならば、アキラが直接的にタワー破壊を企んだ証拠を自分が握る事など美森はこの一年ずっと隠し通して来たのだったが……
もう一度刺し。奇声をあげる美森。
彼は、美森は、耐えられなかったのだろう。そのちっぽけな精神、確固たる信念も無く、自分の小悪への不安から平時に贖罪を願うような、そんな小物の彼が飲込むには、その罪は、秘密はあまりに大きすぎたのだった。
——であれば、彼が落ち込むのは狂気。自分の中に正義を作り出す狂気であった。
美森は、その狂気で作られた正気に導かれもう一度叫ぶ。
「死ね! 巨悪は死ね! 俺は……ひぃぃいぃ!」
言葉にならない声を上げながら、アキラの腹にもう一度ナイフを刺す美森。
そこに、
「アキラ!」
トウコの声。少し離れ、路上のバンの売っていたコーヒーを買いに行っている間の凶事に、彼女はアキラを助けようと駆け寄って来る。
それに気づいた美森は、狂気の中で、トウコも彼が倒す悪と「思い出し」、アキラを放り出し彼女に向かってナイフを持って飛びかかろうとしたが……
倒れる美森。
その足にしがみつく、アキラ。
「放せ! 放せ!」
アキラの頭を蹴り続ける美森。
しかし、朦朧とした意識の中でも絶対にそれを離さないアキラ。
美森は慌て、もう一度アキラを斬りつけようとナイフを振り上げた瞬間……
やっと来た警備員達に取り押さえられる美森。意味の無い罵声を叫び続ける彼は、そのまま抑えつけられ、警棒で殴られ昏倒するが、
その横で、
「アキラ! アキラ!」
トウコの叫び声。
座り込んだ彼女に抱かれ、もう殆ど消えかけた意識の中で、アキラは、トウコの声だけがはっきりと聞こえるのを不思議に思いながら空を見た。
何も無い空。その無にやたらと好ましく、その豊穣を感じながら。それに気づきながら、何か楽しい気分になっていることに——自分が死にかけているのに——不思議に思いながら……
薄れ行く意識の中トウコの声が走馬灯のように自らの子供時代、トウコとの思い出を呼び起こす。
その流れる思い出の中に、ああ自分は死ぬのかとアキラは思う。
テロに頼ったものの行く末がテロにより死すその運命を納得しながらも——
この一年、最後に彼が残した事……
アキラは思う。
ああ紅葉は、あんなふうに逃げようとした一年前でなく、こんな死に方ならば、幼き日にトウコと取り交わしたラブレターを世界に公開しないでいてくれるだろうか。ああ、なんで、最後に、こんなつまらない事が気になるのだろうかと思いながら、消え行く意識の中、最後にもう一度、空の豊穣を見て……
微笑む。
ナッシング・オーバー・ザ・スカイ 時野マモ @plus8
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