「荒木飛呂彦の漫画術」を読み直して

こんにちは、埴輪です!


今日は「荒木飛呂彦の漫画術」を読み直してみました!


荒木飛呂彦さんと言えば、年を取らない漫画家……もとい、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の作者として有名ですが、そんな荒木さんが「王道の漫画の描き方」について書かれたこの本は、小説を書く際にも大変参考になると思います!


何を隠そう、「漫画原作小説コンテスト」に応募した「アルケミー∞ウェイスト ~落ちてきた歌姫~」も、この「荒木飛呂彦の漫画術」を大いに参考とさせて頂いておりまして、その結果、多くの方から評価を頂くことができました!


『アルケミー∞ウェイスト ~落ちてきた歌姫~』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054881355151


では、何が参考になったかと言えば、実践的なこと……最初が肝心とか、起承転結が大事だとか……はもちろん、何よりも「自分が書きたいものを書く」ということだったように思います。


これは当たり前のことのようですが、「読者が楽しめるものを書く」という、これまた当たり前かつ大切なことを意識していると、「読者が読みたいものを書く」という発想が生まれることもあり、それが読者選考で多くの人に評価して欲しい作品となればなおさらで、そうなると「自分が書きたいもの」よりも「人気があるもの」を書いた方が良いような気がしてきて、それは読者のためにもなるから……と、実際そうした作品を書くという人も、少なからずいるのではないかと思います。


もちろん、「自分が書きたいもの」と「人気があるもの」が合致している人もいるでしょうし、「人気があるからこそ書きたいんだ」という人もいるでしょうが、「人気があるもの」=「読者が読みたいもの」とは限りませんし、「読者が読みたいもの」を書くということは、「自分が書きたいものを書く」ことよりも簡単そうに見えて、実はとても難しいしいことではないかと思います。


それでも「人気があるもの」を書きたくなってしまうのは、何度コンテストに応募しても鳴かず飛ばずで、評価もされなければ読まれもしないという日々を過ごす中で、「自分の書きたいもの」は世の中に受け入れられないのではないかという不安を抱いてしまうからだと思いますが、それは単に努力や実力が不足しているだけであると、荒木さんが漫画家としてデビューするために何をしたか、またデビュー後に何をしたかを知れば、よく分かるのではないかと思います!


……突然ですが、女子マラソンの金メダリスト高橋尚子さんは、現役時代に腹筋を一日二千回していたそうです!

これはそう簡単なことではありませんが、今すぐには無理だとしても、頑張ればどうにかならないこともないような気がしないでもありませんし、それができるようになれば、金メダリストと同等の腹筋が手に入るということです!(他にも一日八十キロ走ることもあったようですが……!)


上記の話はともかく、大きな成果を残せる人は単に他の人と違うことをやっているだけではなく、その人にしかできないことをやっているものだと思います。


何か一つ、私だけにしかできないことは何かと考えると、「諦めないこと」だと思うので、それだけは誰にも負けないと胸を張って言えるように、これからも頑張っていきたいと思います!


最後に、私も背中を押して貰った荒木さんの言葉を引用します!


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自分が興味を持っていて、自分の心の深いところや人生に関わるものであれば、それが仮に暗いテーマで売れそうにないと思えたとしても、やはりそれを描こうと決意すべきだと考えます。ヒットするかどうかに重要なのは、必ずしも売れそうな「テーマ」でありません。自分が「これだ」と思うテーマならどんな「テーマ」であっても、作者自身の心を打つ「キャラクター」や「ストーリー」にのせていけば、絶対におもしろい作品となって、読者に受け入れられるはずです。

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「作者自身の心を打つ」……これが、実はとても大事なことではないかと思います!

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