民俗学とか土着って言葉だけで釣られちゃう人いるんですよ。あなたもそう?

妖怪と人間とが交差する瞬間。
決して大事件ではないが日常でもない、等身大の邂逅が淡々とした筆致で描かれています。

言ってみれば地味ともとれる内容ながら、受け手にとってはその平坦な語り口こそが逆にリアルに感じられます。
時代設定も現代から戦中、高度経済成長期、はては江戸時代と様々ですが、共通するのは高温多湿で薄暗~い雰囲気が凝縮されているところ。

まるで日本の風景そのものを小説にしたような、奇怪な小話集です。

こういう「Web小説の時流まったく関係ないけど、もう書いちゃったからしょうがないもんね!」
みたいな作品、もっといっぱい増えないかなぁと思っています。

(編集者ピックアップ/文=カクヨム編集mnmr)