怖い話をするとしよう
こんにちは、筆者です。もうとっくに怪談の季節も終わった時分ですが、皆様いかがお過ごしでしょう。筆者はと言えば、昔は怖い話というだけで心躍らせたものですが、最近はどうにも食指が動かないといいますか……それはどうやら、単に疲れ切っているだけのような気もしますが。とまれ幽霊なんぞより人間のほうがよっぽど怖い。そういう思念が脳裏にこびりついている以上、どう足掻いても人間コワイみたいな話にならざるを得ない訳ですな。
と宣いつつも、そこはコンテスト。特に今回は実体験に基づくなどと一文があった手前、あった事をそのまま書けばいいかと筆を取った次第です。――あ、アレですよ。異聞選集の話です。
今回は夏休みを挟んだという事もあってか、ノリに身を任せて四本ほど書かせて頂きました。で、その事をなぜここで申し上げるかと言うと、どれが面白いか皆様にお聞きしたいと考えた為です(以下、軽い紹介文と共にURLを掲載いたします)
①黒い夜がいつもいつもそこにある
https://kakuyomu.jp/works/1177354054883707906
大阪に住んでいた時分、震災復興に伴う原発作業員の求人に応募した際のお話です。総文字数が3万文字を超え、コンテスト規約の上限12000文字を大幅に超過してしまった為、完結は完全なる自己満足というきらいがあります。本作においては物語を意識し、ある程度オチをつける事で面白くなったか否か、という点が焦点となるでしょう。
②落椿の腐る頃に
https://kakuyomu.jp/works/1177354054883924180
こちらは震災の復興作業を終え、神奈川に移住した頃のお話です。一風俗店員として目の当たりにした景色がそのままといった風合いですが、ゆえに本作からは幽霊だとかといった分かりやすいモチーフは登場しません。①の作品とはその辺りが異なってくるのですが、こちらでは体験を加工した作品と、原材料ままの料理とではどちらが美味しいかという問いかけになってくるかと思います。
③うじむしのわく頃に
https://kakuyomu.jp/works/1177354054883900149
こちらは風俗店員を辞め、遂に上京した頃のお話です。筆者個人の体験よりも、本作は友人であるアニメーターの伝聞という形をとっています。これもほぼあったままという体裁上、特に悪霊の類はでてきません。
④S区S町殺人事件
https://kakuyomu.jp/works/1177354054883888941
こちらは上京後、暫く従事していた荷揚げ屋時代のお話です。そういう意味では②とやや時期的には重複します。本作は現場で知り合った作業員から過去の殺人事件について話を伺うという、やや異色の内容となっています。
と。ざっと以上です。
主に「①:実体験をベースに物語としての仕上がりを意識した作品」「②:実体験をほぼそのままに書いた作品」「③:友人の体験を、その場に居合わせた僕視点で書いた作品」「④:初対面の第三者の体験を、その場に居合わせた僕の視点で書いた作品」という事で、傾向を幾つかに分けました。ここでお伺いしたいのは「果たしてどのパターンが面白い、或いは怖かったか」という点です。これまでは1コンテストにつき1作品というケースが多かったので、たまたま4作品を並べられた今回は、こういった形でアンケートの素材として扱わせて頂きました。
それでは、お手すきの折にご協力など頂ければ幸甚です。
また近日。かしこ。
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