第3話
雨上がりの朝、ぼくはいつもの通り朝明けて間もない時間に家を出る。
昨夜降っていた雨は今は上がって、太陽は気持ちよく眩しいほどの朝日を地面に向かって投げかける。
朝日に照らされた雨の滴は微風に揺らされきらきらと輝いて見える。
こんな日はいつも通い慣れた道でも違って見えるものだ。
そんな景色を僕はゆっくり眺めながら歩いて駅までたどり着く。
するともう電車が到着しており、急いでそれに乗り込む。
窓から見える景色も生まれたばかりの今日という日の太陽に照らされ、すべてがいつもと違う景色に見え、そして輝いていた。
朝の時間の車内は空いており、電車のガタゴトという音が響く。
ガタゴト、ガタゴトと言う音と共に揺れる車内。
朝の朦朧とした頭で電車の揺れは眠りを誘う・・・・・・
そして目が覚めたとき、私は電車を乗り間違えていることに気がついた。
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