忍び生き抜け。無情の世を生き延びろ――!

骨太の歴史中編小説。忍びの生きざまを追う筆致に、胸がつまります。

時代を描写する筆力がすばらしい。町の雰囲気、忍びの思い、しっかりと描かれており、ありありとその「世界」が脳内に浮かびます。

史実を扱うというよりは、忍びという存在に焦点を当てた、エンタメ寄りの時代小説。軽くはない、この物語。もっと多くの人に読んでほしいと思います。