異空のゼロ

早坂 将

傭兵をやる上で覚えておくこと

20**年**月**日  メモ    

 


 戦争をするときは陸海空問わず傭兵を雇うのが当たり前。

ただし、捨て駒として使わないように、雇う側は国軍と同程度の待遇をする事が国際法で定められており、それは世界の常識。

 地理関係も敵対関係も地球の第二次大戦時と同じであるが、雇う傭兵は陣営に左右されない。しかし、わざわざ敵陣営の傭兵を雇う国は少ない。

 

 兵装は国が用意するが、自前がある場合はそれを使う。自前を持っている方が雇ってくれる確率は少し高い。

 正規軍の兵士達からすれば、傭兵は邪魔者。部隊によってはわざと誤射される可能性あり。誤射された場合、生還した場合は部隊長に申告する。 撃墜された場合、荷物は二週間後に破棄され、契約も解除される。金品は確実に盗まれる。

撃墜されたパイロットは記録に残り、生還しても雇ってくれる国は少なくなる。何発撃たれても必ず帰ってくること。

 捕虜になった場合は捕まった側に転属することも可能だが、雇ってくれるかは相手国・部隊次第。

 時々私兵感覚で雇ってくる高級将校がいるが、駆け出し傭兵はまず雇われない。

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