それはバイク乗りという世界初めて原付に乗った時、自分の世界が広がったと感じたことを覚えている。バイクに乗る生活の中での様々な初体験、乗り換えてきたバイクそれぞれとの思い出を振り返らせてくれる。そんな作品でした。すべてのバイク乗りは、最後にはカブに帰るという。私もまたカブに乗るのでしょうか…。
時代設定を現代で書いていながらも、10年前でも、30年前にでも置き換えられる情緒あふれるお話です。スーパーカブという世代を超えた乗り物が魅力的に語られていて、誰にでも感情移入ができる世界観になって…続きを読む
スーパーカブが主人公、天涯孤独な女子高生、小熊の世界を少しづつ広げ、そして成長させていく。一話終わるたびに「いいなぁ」と思わずにはいられない。淡々と話は進むけど、それがいい味出してます。読了感…続きを読む
地味な少女が中古ワケありのスーパーカブを買った。ただそれだけのこと、なのに少女の毎日はこの日を境に変わっていく。友達もおらず、両親を無くして奨学金で過ごす生活は慎ましやかで、どことなく色に乏しく…続きを読む
物凄く落ち着きがあり、地に足がついているどころか根を張っているような確かな文章で、気が付けば一気に読み終えてしまいました。最初は一定のスピードで淡々と、その後ゆっくりと加速していく、まさにスーパーカ…続きを読む
もっと見る