12.主人公、過去を振り返り、未来に思いを馳せること。
迷宮から出た成行は公社にことの顛末を報告し、警察に襲撃者たちの身柄を引き渡す。
当然、成行自身も何日か拘束されて取り調べを受けることになった。
それが一段落したところで、成行は宇津木弁護士に連絡して一件の始末をすべて任せることにした。
成行にとっては単なる強盗未遂に過ぎないこの事件は、公社と警察との間にかなり大きな波紋を起こしたようだ。
襲撃者たちが明らかに常習犯であり、どうやら他にも同様の事件を起こす仲間がいて、組織的な犯行であることを示す証拠が、捜査中に続々と発見されたのだ。
実のところ、迷宮内での犯罪行為は、これまでの歴史の中で珍しいことではない。
公社が組織される以前、それに、公社が組織されてからでも探索者にカメラつきのヘルメットの着用を義務づける以前は、迷宮の中は一種の治外法権とされていた。
仮に迷宮内でなんらかの非合法の行為を行ったとしても、ほとんど証拠が残らなかったからだ。
公社は長年に渡って探索者のイメージアップに努めてきたわけだが、結局それが実を結んだのはテクノロジーの進歩によってヘルメットに内蔵できるほどにビデオカメラが小型化し、長時間保つバッテリーが開発されてからだった。
襲撃者たちがこのカメラを騙した手段は、実に単純なものだ。
レンズの前に小型プロジェクターを取りつけ、偽の、しかしいかにもそれらしい迷宮内の光景を投影し続けただけなのである。
探索者たちのカメラに記録された映像は、なにかトラブルでも起きなければいちいち精査されることはない。
パーティ内のメンバー分の、整合性のある、なんとなくそれらしい映像を用意するだけで十分なのだった。
そしてその程度の映像であったら、過去の自分たちの映像を適当に編集したり加工したりすれば、たいした手間もかからずにでっち上げられることができた。
その他にも、襲撃者が属する組織は〈スナッチャー〉、〈スキル・テイカー〉などのスキルの修得方法まで開発していた。
〈スナッチャー〉は他の探索者の〈フクロ〉の内容物を強引に奪うスキルであり、〈スキル・テイカー〉は他の探索者のスキルを奪うスキルである。
どちらも対象となる探索者の意識がない状態でなければ使用できないという制約はあったが、ほとんど強盗行為にしか使用法がないようなスキルであった。
これらのスキルをおぼえた者と迷宮内で特定の対象を追尾するスキル、〈チェーサー〉をおぼえた者がパーティを組むと、強盗団として機能することが可能となる。
結果として成行が捕らえた略奪者たちの自供と所持品からそうした危険なスキルの修得方法を人知れず教え合っていたコネクションの存在が明らかになり、何十名という違法行為に手を染めていた探索者が芋蔓式に検挙されていった。
また、その事実はマスメディアでも注目され、迷宮関連での久方ぶりでの醜聞として大々的に取り沙汰された。
そんなわけで、その一件の余波は思いがけず広がり、様々な人々が奔走することになったわけだが、そもそもの切っ掛けとなった成行の身辺は意外なほど静かであった。
基本的に、迷宮周辺というごく偏狭な行動範囲しか持たない成行は、多少騒がしくなっても迷宮内に逃げ込むことができる。
何度かマスコミの取材陣に囲まれたが、
「捜査中の事件であり、公にはなすことはなにもない」
と一言だけ残して強引に人垣を割って迷宮の中に入ることを繰り返していると、移り気な取材陣はすぐにいなくなった。
「強盗たちの家族が謝罪に来たいといっていますが、どうしますか?」
しばらく経ってから、宇津木弁護士がわざわざ迷宮まで出向いて、成行に報告をしに来た。
「謝罪は、別にして貰いたいとは思いません」
成行は素っ気ない口調で答える。
「だって、本人ではないんでしょう?」
実際に悪事に手を染めていた連中は、今は警察に身柄を拘束されて取り調べを受けている最中である。
「ですよね」
宇津木弁護士も頷く。
「おそらく、減刑嘆願かなにかのために面会を求めているのだと思いまずが、別に会う必要もないでしょう」
彼らは常習犯であったらしく、過去の犯行を証明する物品が次々と自宅などから発見されている。
余罪が多いことから、仮に成行が減刑を求めたところであまり効果はないだろう、と、宇津木弁護士は説明してくれる。
強盗に手を染めていた者のほとんどが、専業の探索者ではない、いわゆる週末探索者でした。
普通に家庭を持ち、職を持ち、一見して平凡に見える社会生活を営んでいた。
周囲の評判も特に悪くはない場合がほとんどであった、という。
そんな普通の人々が、何食わぬ顔をして普通に生活をしながら、迷宮の中では他人を陥れて物品を強奪する犯罪を定期的に犯していた。
彼らの犯行が明らかになったことで、おそらくは少なくはない数の家庭が崩壊していくのだろう。
犯罪に手を染めたやつらにとっては自業自得なのであるが、その家族にとっては針の筵もいいところだろうな、と成行は思う。
特に、まだ学校に通うっているような年頃の子どもなど、関連したニュースが報道されることによっていじめを受けるのではないか、などと余計な心配もしてしまうのだが……。
いずれにせよ、それは成行個人ではどうにもできない種類の問題でもあった。
そうした騒動を横目にして、成行は毎日のように迷宮に潜り続けた。
週に一日の、公社から依頼されたレベリングの作業も継続している。
成行は、その日の仕事で気づいたことや感触、エネミーの効率的な倒し方などを自分なりにまとめて公社の探索者用SNSに継続的に書き込んでいるのだが、強盗団を返り討ちにした一件以来、こちらのページビューも飛躍的に増大していた。
外部の部外者が興味本位で読みに来る場合がほとんどであったが、気づけば同業者のフレンド登録がかなり増えている。
研修時のレベリングで世話をした新米探索者のものがほとんどであったが、成行と特別交流がない探索者たちも、成行の方法論に注目しはじめているらしかった。
そうした最近になって成行の動向に注目しはじめた人々は、成行のことを嘲りを含んだ「スライム・キラー」ではなく、「スローター」と呼ぶことが多いようだ。
いずれにせよ、相変わらずソロで迷宮には入っている成行にとっては、そうした反応の変化にはあまり関心が持てないわけであるが。
そんな日々を送っているうちに、早くも年末となった。
成行が迷宮前に捨てられてたのが五月だったから、かれこれもう半年以上も探索者として生活をしている計算になる。
商売としての探索者は、思ったよりも支出が多くて予想していたよりも儲からないのは相変わらずだった。
それでも、できるだけ装備類を損なわない戦い方を心がけるようになったこともあり、二十階層を抜けたあたりで確実に儲けが出るようになり、さらに下層に行くに従って儲けの幅は徐々に大きくなっていた。
つまりは、安定した利益が毎日のように出るようになってきたわけであり、ようやく最近になって成行も職業としての探索者稼業も軌道に乗ってきている。
その日も成行は迷宮に入っていた。
迷宮に入ってすぐ、成行は〈フクロ〉から猪突の牙矛を取り出す。
この猪突の牙矛は、実はかなり希少なドロップ・アイテムで、七十年からなる迷宮の歴史の中でもこれまでに三度しか出現していない。
成行が自身で入手したこの猪突の牙矛は、史上四番目に出現した代物だった。
オークションにでもかければ、かなりの値がつくことだろう。
希少なだけあって、この猪突の牙矛は強力な攻撃力を持つ上に様々な付与効果もある武器だった。
強力な武器であるだけあって、自在に扱えるようになるためにはかなりの身体能力が必要とされるという難点があるのだが、ようやく最近になって成行の能力はこの猪突の牙矛をどうにか扱いきれるまでに育ってきていた。
「よし」
猪突の牙矛を手に、成行は短く呟いてスキル〈チェイサー〉を使用した。
次の瞬間には、何百階層分の空間を一瞬で飛び越えて、成行は例の変異体エネミーのそばへと出現する。
それと同時に、全長二メートルから三メートル以上はある巨大なカエル型エネミーとカモノハシ型エネミーの群れがわっと成行のところへと殺到した。
成行は装備の損傷に構わず、〈憤怒の防壁〉を全開にして、猪突の牙矛を振り回す。
無数のカエル型エネミーとカモノハシ型エネミーが、紫電を纏って弧を描く猪突の牙矛を
受けてあっという間もなく四散した。
この階層に来るのは、成行にしてみてもはじめてのことである。
が、ここに来るまでに似たようなエネミーは無数に相手にしているため、成行はたいていのエネミーの系統に対してなんらかの弱体化スキルを持っていた。
さらに加えて、接近すればそれだけで相手を燃やし尽くす〈憤怒の防壁〉のスキルまで持っているのだ。
そのため、エネミー相手の戦いならば、たとえ初見の相手であっても遅れを取ることはほとんどなくなってきている。
成行は殺到してくるエネミーの群れを文字通り粉砕しながら変異体エネミーへと疾駆した。
実はあれから、成行はこの変異体エネミーと何度か対戦している。
「今度こそ、いけそうだな」
という感触は得ていたものの、毎回逃げられて今に至っていた。
同じエネミーをしとめ損ねた経験がない成行は、あるいは意地になっていたのかも知れない。
「今度こそは、絶対」
と、成行は決意していた。
年が改まる前に、こいつを始末してやる。
そうすることで、自分の中でなんらかの区切りがつくように思えるのだ。
エネミーたちの返り血を全身に浴びながら、成行は変異体エネミーへと殺到する。
一度猪突の牙矛を〈フクロ〉に収納し、代わりに別の武器を取りだして次々と変異体エネミーへと投げつけた。
走狗の剣、脱兎の剣、角飾りの手斧、蟷螂の斧、ラッコの頭蓋、山嵐の逆棘など、これまでに蓄積してきたドロップ・アイテムはもちろんのこと、ボーラや鎖なども外から買い入れた武器もすべて、強化された探索者の速度と腕力にまかせて変異体エネミーの巨体に投げつける。
膨大な武器類が〈いらだちの波及〉の紫電に包まれたままエネミーの体躯の中に没入し、周囲の肉体を焦がす。
変異体エネミーは、これまでに何度も自分の体を分割して逃げているはずなのに、相変わらずの巨体であった。
どうやら、逃げてからもせっせと他のエネミーを補食してその巨体を再生しているらしい。
スライムという原始的な生命体ならではの生命力の強さといえた。
その巨体にむかって、猪突の牙矛を振りかざし、〈憤怒の防壁〉の劫火に包まれた成行が突入する。
劫火にふれた変異体の肉体が瞬時に蒸発、あるいは焼け焦げて煙を吐き出した。
成行は変異体の体躯に巨大な穴を穿った状態で長大な猪突の牙矛を振り回す。
青白い雷を吐き出しながら、猪突の牙矛は変異体の肉体を削っていく。
〈いらだちの波及〉以外にも、〈刺突〉と〈薙ぎ払い〉のスキルによって攻撃力が強化されていることもあって、猪突の牙矛は面白いように変異体の肉体を侵していった。
まだだ。
と、体を動かしながら、成行は考える。
ここまでは、これまでと同じ。
これ以上、もっと短時間のうちにもっと甚大な被害をエネミーに与えることができないと、また逃げられかねない。
もう少し。
もっと効果的な、強大な打撃力を持ったスキルがあれば、片をつけられるのだが。
そんなことを考えつつも、成行は忙しく移動しながら猪突の牙矛を振り回し続けた。
〈憤怒の防壁〉のスキルがあるので、移動するだけも変異体エネミーにそれなりのダメージを与えることができるからだ。
しばらくすると、変異体エネミーの巨体が大きく身震いし、異変が起こった。
成行から遠く離れた部分が大きく隆起し、その部分が変異体エネミーの体から分離される。
分離された部分はしばらく身震いすると徐々に姿を変えていき、やがて鷲のような姿を形成されて羽ばたきはじめる。
そんな現象があちこちで一斉に起こって、あっという間に変異体エネミーから分離した鷲型の物体が数十体以上も空中に羽ばたいて、成行にむかって殺到した。
それら鷲型だけではなく、別の箇所でも変異体エネミーはみずからの肉体を分離して、狼型、犀型、虎型などの分離エネミーが一斉に発生して成行を包囲する。
これは、これまでになかった反応だ。
変異体エネミーはこれまで積極的に成行に反応したことがなく、せいぜい、傷ついた部分を分離して逃げ出すくらいが関の山だった。
反撃を必要とする相手だと認められた、ということかな。
分離エネミーの大群に包囲されながら、成行はふとそんなことを考える。
数多くのエネミーを弱体化するパッシブ・スキルを持つ成行は、このような事態の渦中にあっても少しも動揺することがない。
まず〈憤怒の防壁〉を越えて成行に攻撃を届かせることができるエネミーは、これまでほとんど居なかった。
それだけではなく、必要があれば短剣やボーラを投げる。鎖も振り回す。
大勢のエネミーに囲まれた際の対処法もこれまでに学んでいた。
成行は必要に応じて忙しなく武器を持ち替えながら、淡々と分離エネミーの数を減らしていく。
中には、犀型のようにこれまでに成行が対戦したことがないタイプの敵も存在し、そうした場合には多少手こずりはしたものの、特に問題もなく分離エネミーの群れを片づけていった。
どれほどの時間が経ったのだろうか。
体感的にはかなり長く感じたが、実際にはさほど経過していないのかも知れない。
とにかく、すべての分離エネミーを始末した成行は、ついに変異体エネミーの本体と対峙していた。
周囲の地面には、ドロップ・アイテムや成行が使用した武器が大量に散らばっている。
残った変異体エネミーはかなり小さくなっており、縦横せいぜい五メートル前後の立方体のようなサイズになっていた。
ここまで来て逃げられるのも嫌だったので、成行は躊躇せずに蝦蟇の鎖鎌というドロップ・アイテムの、鎌の方を変異体エネミーの中心部分に投げつける。
変異体エネミーにどこまで効果があるのか疑問であったが、このドロップ・アイテムの鎌の部分は斬られた部分を中心として麻痺状態になるという追加効果があった。
スキル〈投擲〉の効果もあり、鎌は変異体エネミーの中心を貫き、深々と刺さった。
すかさず、成行は〈フクロ〉から猪突の牙矛を取り出し、それを振りかざして変異体エネミーに襲いかかる。
成行が持つ武器の中で一番の打撃力を持つ猪突の牙矛は、易々と変異体エネミーの柔らかい肉体を引きちぎっていった。
ここまで至れば、成行はもはやなにも考えない。
意識するまでもなく、手足が自動的に動いて変異体エネミーの体を焼き、吹き飛ばし、細切れにしていく。
観念したのか、それとも逃げるための余力さえ残っていなかったのか、不思議なことに変異体エネミーは、今回、最後までその場にいて成行の攻撃を受け止めた。
最後に残った肉片が消し炭になると、周囲に散らばっていた変異体エネミーの、それと分離エネミーの残骸が唐突に焼失し、代わりに、成行の目前に大量のインゴットが出現した。
赤っぽい地肌の、あまり見おぼえのない金属だった。
成行はそのインゴットを反射的に自分の〈フクロ〉に収納し、のろのろとした動作で周囲に散らばっている自分の武器とドロップ・アイテムを回収しはじめる。
いつものように公社の窓口に不要なドロップ・アイテムを提出すると、例のインゴットは極めて純度の高いヒヒイロカネだと鑑定された。
迷宮で発見された未知の、地球上には存在しない金属には神話や伝承上の金属の名前が付けられる伝統があり、これまでにもミスリルやオリハルコンなどが発見、命名されている。
このヒヒイロカネもやはり地球上には存在しない金属であり、常温でも超伝導性を保持し、加工がしやすいという性質を持っていた。
実用性が極めて高い割には滅多にドロップすることがなく、当然、高額で取り引きされている金属である。
同じ重さであれば純金よりも高額である、といえばわかりやすいか。
今回、成行が回収してきたヒヒイロカネは成行の体重とほぼ同じくらいの重量分であり、これだけでもかなりの値打ちがあった。
この日の稼ぎだけでも、成行は一財産を作ったことになる。
その翌日、成行は久しぶりに橋を渡り、市街地に行くことにした。
これまで成行は、警察署に行くなどの特別な用事がない限り、ほぼ迷宮の周辺で暮らしている。
外部への関心が、極端に薄れていた。
──いや、違うな。
と、成行は思い直す。
余計なことを考えないように、あえて意識を閉ざしていたのだ。
そうしないと、なにかと不自由な探索者生活は気詰まりで、耐え難かっただろう。
しかし、金銭的な余裕もでき、成行は、いきなり選択の自由を手に入れてしまった。
──これから、どうしようか。
成行は考える。
迷宮から手を引いてもいいし、このまま続けてもいい。
いや、あと何年か探索者として稼ぎ、もっと余裕を作ってから本格的に社会復帰するべきか。
成行は、橋の上に立って周囲を見渡した。
空が青い。
首都高が直上に走っている。
迷宮が存在する河川敷は、二本の川に挟まれている。
川のあちら側が葛飾区で、こちら側が墨田区。
橋と平行して、少し離れたところに京成線の鉄橋が走っている。
墨田区方面に顔をむければ、意外なほど近くにスカイツリーが見えた。
まずは、あそこに行ってみるか。
とか、成行は思う。
あの塔はそれまでずっと同じ位置にあったはずだが、これまでその存在を強く意識したことがなかった。
一度くらいは、あそこに行ってみるのもいいだろう。
髪も切りたい。
まともな服も欲しい。
食べたいものも、いっぱいある。
迷宮前に捨てられて以来、成行は自分が持っていて当たり前の欲求をいかに抑圧していたのかに気づき、愕然とする。
いいさ。
すべて、順番にやってやろう。
それから帰りには、適当な銭湯にでも入って、ゆっくりと湯に浸かろう。
思い返してみれば、もう半年以上もシャワーばかりで湯船に身を浸していなかった。
まずは人並みのことを一通りしてみて、そして、自分の将来について、ゆっくりと考えてみよう。
もう少し落ち着いたら、どこかに部屋を借りるのもいいかな。
迷宮への通勤が面倒ではあるが、それでも、いつまでも自分の意識をあそこに閉じこめていたらいけない。
そんな気がした。
そして、成行は歩き出す。
この先、自分がどうするつもりなのかは、この時点の成行にはまだわからなかった。
しかし、なんとなく。
なんとなく、自分は一生、迷宮とは縁が切れないのではないかと、そんな風に感じた。
長年引きニートだったおれが、家族に無理矢理迷連行されて迷宮前に捨てられた件。 東京迷宮_2015 肉球工房(=`ω´=) @noraneko
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