この作品が問いたかったものは何なのだろう。人の美しさなのか、醜さなのか。恋なのか、善意なのか。曖昧な境界線上で重なった部分が溶け合っている。答えも何もないその溶けた部分が、この作品そのものなのかもしれない。とても不思議な作品。でもその不思議さが、なんだか心地良い。
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失恋の悲しみを拭い去りたくて、ひとりシベリア鉄道の旅に出た大学生の主人公と、彼と同じ部屋になった三人とが織りなす人間ドラマ。主人公の一人称視点で語られる物語は、失恋旅行という背景に極寒の北の大地…続きを読む
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