何も考えずに旅に出て、僕もユカリを探しに行きたい

この作品が問いたかったものは何なのだろう。
人の美しさなのか、醜さなのか。恋なのか、善意なのか。
曖昧な境界線上で重なった部分が溶け合っている。答えも何もないその溶けた部分が、この作品そのものなのかもしれない。
とても不思議な作品。でもその不思議さが、なんだか心地良い。