まず、作者様は相当な知識量を持っています。それは素晴らしいことであり、誰も真似はできないでしょう。
その知識を活かして書かれたエッセイです。
侮辱等は多々ありますが、自分はその侮辱の言葉が胸に突き刺さりました。「そうだったのか!」「フムフムなるほど……」みたいな。
侮辱でもまた、善悪があるのではないかなと思います。今の時代、ちょっと侮辱しただけでも訴えられる時代です。そんな中、こういう作品を書かれる作者様は本当に勇気ある行動ではないかなと。
その侮辱を、「善」と受け取るのか「悪」と受け取るのかそれはそれぞれの自由です。
まず全部読んでみてください。見た事が無い名前・作品名等が沢山あります(自分だけだと思いますがw)。ちょっとでも調べてみるのもいいかもしれません。
レビューとは魅力を伝えるもの。
悪い点を書くのもまたレビューなのかもしれません。
ですが、悪い点しか書いていないレビューをしている方も、この作品の良いところを見つけるのが、読者として最低でもすべきことではないでしょうか?
話がそれましたすみません。
「うわっ!」「ふざけんなよ……」「何偉そうに言ってんだよ」とか様々に思うかもしれません。それはそれで別にいいと思います。
ですが、もう1度言いますが、作者様は相当な量の知識を持ってらっしゃいます。その知識量を活かして書かれた作品です。
ぜひ皆様に読んでもらいたい作品です。
長文失礼しました。
※個人的な意見であり、皆様に不愉快な思いをさせてしまったら申し訳ございません。また、そこのところご了承お願いします。
一見、例えるなら「和製英語に対して、それは正しくない、と難癖をつける様な話」か。
しかしこれは、何なんでしょうね。この喜劇はチェーホフを髣髴とさせる。
その持論は正しい、と共感出来る所は多々ある。巨視的因果律の明示やそれに至るべきディテールへの敬意は物語に左右される事の無い、若しくはあらゆる物に対してそれは「1」か「0」であり排他的であるべきなのだろう。
故にその論旨の展開方法の歪さが目立ち、笑いを誘う。ニヤリというシニカルにも似た笑いだ。
作者は言う。「SciFiは知性と知識、思想、そしてストレスとも言えるものをもって、作者と読者が対峙する文学です」と。
だがそれは恐らく「SciFi」は、というより「文学」こそがそうなのではなかろうか。
彼はそれを既に踏まえていて、故に「映画などにはSciFiは存在しない」と、彼は言い切れたのではないか。
ラノベは文学ではなく物語だ。物語は何者かの足あとだ。SciFiにおいては「何者か」の冒険こそ本質だと言う彼の言質を大事にするなら、結局SciFiはその装置にすぎない事を彼は暗に認めているし、SciFiという注文の多い描写さえクリアすればそれはラノベ足りえるのだろう。
しかしSFの終着が絶望であるという見解には賛成。色々と考察を呼ぶ二束三文の上品な娯楽としてまとまった作品だ。素晴らしい。
※レビュー者独自の見解による紹介です。作者の意図とは乖離している表現が含まれている可能性があります。あしからずご了承ください。