Cliviaが実際にあったら行ってみたいと思うくらい、作品の世界観に引き込まれました。お菓子の描写がとても美味しそうで、実際に食べたらどんな感じかを想像しやすかったです。どのお菓子も食べてみたいです!また、お菓子に関する知識が面白く、勉強になりました。お菓子の甘さと、人生の苦さが混じり合い、独特な後味のある作品だと思いました。ありがとうございます。続きも楽しみです。
話はまだ途中ですがレビューを。最初はよくある話かと思ってました。不思議な洋菓子店で繰り広げられるグルメ情報満載な物語かと。ところが次第に話がずれてきます。それは主に主人公の過去によるところなのですが、このずれ方がなんとも味わい深い。それは丁寧な語り口と文章からなのでしょうが、この話が物語として動き出し、なんだか心を動かされるのです。苦い人生だからこそ甘いお菓子が必要、そんな気持ちになりました。もっともわたしはお酒などに頼ってますが…
いろいろな人のいろいろな心。甘いものも苦いものもあるけれど、全部が愛おしい。作者の人への愛情がお菓子にのせて温かく描かれていて、読み進めるごとに自分の胸の中にも優しい香りがいっぱいになっていくようでした。
お菓子にまつわる物語です。 何がすごいって、文章読んで食感がイメージできるんですよね。 フランスパンの固いだけじゃない食感の描写は、腹にすとんと落ちるようで心地良かったです。
とても表現が繊細で、情景描写、心理描写も丁寧な作品。恐らく、これから連載していくのだろうけど、どんなストーリーを生み出してくれるのか先が楽しみです。