主に感想です。
主人公のアレスは、常識人ヅラしてるしまあ常識人なような気もするんだけど全然常識人じゃないし、困ったら力にものをいわせてゴリ押しだし、大体力技で解決できる(できてない)のが面白いです。最初はよくあるザマァ展開が来るのか?と思ったら全然違うので勇者たちの無知無謀からの「やらかし」にストレスが溜まる一方だったのに、勇者パ以外の人たちの個性が豊かすぎて起きる様々な「やらかし」にそうきたか!と手を叩いて笑いグレゴリオに笑いステイに笑い、何よりアレスがオモロすぎて笑いが止まりません。おもしれー男…………。
中間管理職って大変だな…と同情した次の瞬間、ルールの穴をついてじゃあこうすればなんの問題もないな!って言ってくるしやってくるから同情できなくなるし、おもしれー男すぎて笑いが止まらず視界が滲み息が苦しくなる。すごい作品です。皆読め。
1番好きなのは水の都編です。序盤からだいぶアレスはおもしれー男臭を撒き散らしていましたが、ステイからの魚人、もう本当にヤバいです。呼吸とか。私の。
これまでのアレス側のメンツに比べてまともに見える人材が投下され、さらにアレスの「イカれ」が可視化されてアレスびっくり箱って感じで大変面白いです。多分ステイで精神が超強化されてさらに強く逞しくタフになったアレスゴリラ、いやアレスマーマンがもうそれはそれはイキイキとしていて良かったです。またイキイキウキウキしてほしいです。
作者様へ
イキイキとしてるアレス本当に最高だったのでまたイキイキとさせてあげてほしいです。よろしくお願いします。
私の最推しはグレゴリオとアレスなので、2人にたくさん絡んでほしいです。よろしくお願いします。
グレゴリオにステイの世話を任せたらどうなるのか全く想像ができないです。どうなるんですか?知的生命体絶滅とかですか?
報われねえ、ままならねえ、それでも男は立ち上がり、為すべきことを為す、岩より硬い信念のもとに。タフガイを主人公として描いたハードボイルドなんですよ、普通に考えたら。ところが、この作品は笑えてしまう。よく「吹いたw」っていうじゃないですか。私、本当に「ブッ」ってなりましたからねw
実質的にはコメディで、とにかく笑えます。
最初は勇者に深刻なトラウマがあるのかなー、と思ってましたが、実は普通にアレでしたし…。全体的に明るいんですよ。ダークヒーロー的なポジションにいる主人公なのにストーリー自体はライト。明るく軽い。改めて考えると、このバランスが絶妙なんでしょう。
勿論、笑いのツボは人それぞれですので、「え、26レポってそんな凄い?」って感じる方もいらっしゃるでしょうが、その後のストーリーもキャラも爆発的な破壊力がありますからねー。読み進めればどこかでツボるんじゃないでしょうか。この作品はイライラにブチ切れてからが本番ですよw
現在、連載が滞っているのが唯一残念な点ですが、1人でも多くの方に読んでもらいたい作品だと確信してレビューさせて頂きました。胸を張ってオススメします!