21巻はちょっと詰め込み過ぎだったかも。22巻で母親との対話に期待。

「勝手に~」、21巻で終わるのかな?と思ったら、次巻があるのですね。
21巻はちょっと詰め込みすぎた感があって、読みづらい処も感じました。


本家「ゼロ魔」のことについて・・・
2006年のアニメ版を観て興味を持ち、原作小説も読むようになったのですが、
その頃私は「ライトノベル」という言葉にあまり良いイメージが無かった。

学生時代1980年代後半~90年代にかけて、ジュブナイルやヤングアダルト小説で
SF・冒険&アクションもの・架空戦記等を読み漁っていたのだが、
90年代から言われるようになった「ライトノベル」については、
どれもが、冴えない男の子の元に脈絡なく少女たちが寄ってきてハーレムを形成し、ラブコメを繰り広げるだけで、主人公は大した活躍もしないし、「最終的に何をした物語なのか?」かもよく分らない・・・そんなものばかり
といった印象だった。
全部の作品を読んだ上での評価では無いので、明らかに偏見んなですが(汗)

そんな中で読んでみた「ゼロの使い魔」は、私の「ラノベ」に対するマイナスイメージを払拭した。

一見ヘタレでおちゃらけながらも、熱血であり、ちゃんと苦悩し葛藤し、ボロボロに傷つきながらも大きな事を成し遂げる主人公。
物語として面白かった。

好きだったシーンは、一見ナンパな学生騎士と見えたギーシュが、本職の騎士団を相手にタンカを切るシーン。

それと、主人公・才人のノートPCに偶然に届いた母親のメール、その内容。
それを読んで涙する才人・・・読んでいて胸が詰まった。

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