概要
「撤退係は、本日をもって廃止する」――その三日後、魔王軍第三軍は全滅しかけた。退路も補給も、伏兵の読みも。いつも「当たり前」にあったものが、全部なかった。戦闘力ゼロの撤退係カイトは、味方を全員生かして帰すことだけが仕事だった。彼を「臆病者」と罵ってきた女将軍ゼルフィーヌは、血の味と一緒にその意味を知る。毎晩「視察」と称して詰所に通ってくる彼女と、残業なし・有給ありで戦争を畳んでいく、撤退から始まるラブコメ。
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