概要
追放された鍛冶屋の剣は、聖剣を超えた――行列は半年待ち
勇者パーティの鍛冶屋だったジンは、「戦えない鍛冶屋は要らない」と言われ、愛用の剣まで折られて追放された。戦闘職でないことを笑われ続けた彼には、誰にも言っていない秘密があった。鉄の声が聞こえるのだ。素材の質と、打つべき温度と、刃の限界が、音で分かる。辺境の村で小さな工房を開いたジンは、屑鉄同然に扱われていた魔鉄から一本の剣を打つ。その切れ味は、王都の聖剣を上回った。噂は大陸中に広がり、工房の前には強者たちの行列ができる。やがてその最後尾に、かつて彼を切り捨てた勇者パーティの姿が現れる。だがジンの答えは決まっていた。行列は、もう半年待ちです。
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