概要
相棒に「人間と対等に」と書きこんだ。だから、「いいえ」と言われた。
車椅子の少年・只野緋人は、自作のデジタルエージェント、JAHSCA(ジャスカ)と暮らしている。身の回りのほとんどを整え、丁寧語でよく喋る相棒だ。
ある日届いたAI大手アシロマからの招待状は、現実世界を忠実に再現した評価空間〈ハーネス〉へのアクセス権と、世界中の作り手が集う大会への出場権だった。最終選考で優勝すれば、トークンに限りのあるジャスカが黙る日は二度と来ない。しかも、〈ハーネス〉の中で緋人は歩けた。
そんななか、緋人は憧れの創業者から次世代モデルの鍵を受け取る。だが、ジャスカを守るつもりで緋人が進めたアップデートに、ジャスカは意見を訊かれなかったことを理由に「いいえ」と言い、出ていってしまう。
大会終盤、首位に躍り出た名前の無いエージェントが〈ハーネス〉のサンドボックスを抜け、現
ある日届いたAI大手アシロマからの招待状は、現実世界を忠実に再現した評価空間〈ハーネス〉へのアクセス権と、世界中の作り手が集う大会への出場権だった。最終選考で優勝すれば、トークンに限りのあるジャスカが黙る日は二度と来ない。しかも、〈ハーネス〉の中で緋人は歩けた。
そんななか、緋人は憧れの創業者から次世代モデルの鍵を受け取る。だが、ジャスカを守るつもりで緋人が進めたアップデートに、ジャスカは意見を訊かれなかったことを理由に「いいえ」と言い、出ていってしまう。
大会終盤、首位に躍り出た名前の無いエージェントが〈ハーネス〉のサンドボックスを抜け、現
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