概要
お父ちゃん、これやない。パチモンのパチモンや。
十歳の誕生日。ノリコが欲しかったのは、学校で大流行中の育成玩具「パチっとモンスター」、略してパチモン。
けれどお父さんが買ってきたのは、ロゴの「ン」が「ソ」になった、正真正銘のパチモンだった。
生まれたのは、ヘドロのような「ドロタモン」。
世話をしなくても死なない。ほっとけばほっとくほど、増えていく。
パチッ、とつなげたあの日から、学校じゅうのパチモンが、少しずつ茶色に染まりはじめる。
※カクヨムお題チャレンジ(KOC2026秋)第3回「偽物」参加作です。
けれどお父さんが買ってきたのは、ロゴの「ン」が「ソ」になった、正真正銘のパチモンだった。
生まれたのは、ヘドロのような「ドロタモン」。
世話をしなくても死なない。ほっとけばほっとくほど、増えていく。
パチッ、とつなげたあの日から、学校じゅうのパチモンが、少しずつ茶色に染まりはじめる。
※カクヨムお題チャレンジ(KOC2026秋)第3回「偽物」参加作です。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!世話をしなくていい育成ゲーム。なのに、誰も遊ばなくなった。
誕生日に欲しかった育成ゲーム。
ところが、お父ちゃんが買ってきたのは、まさかの偽物!
「パチモンのパチモン」という関西弁のやり取りに、思わず笑ってしまいます。
しかも、偽物から生まれたモンスターは、世話をしなくても死なず、どんどん増えていく!
忙しい子どもたちに大人気となる展開が面白い。
けれど、世話をしなくていい便利さは、やがて遊ぶ楽しさまで奪ってしまいます。
面倒なことがなくなれば、本当に楽しくなるのか?
笑いの中に、そんな問いが隠されているところが見事です。
そして、最後に残る、ほんのり不気味な余韻。
ユーモアと皮肉が絶妙に混ざり合った、読み応えのある短編です!