概要
「写し紙」と呼ばれた令嬢は、五年前を全部覚えている。
一度見たものは、字も顔も地図も、全部覚えてしまう子爵令嬢イーダ。
婚約者フェルディナンドからは「写し紙」と呼ばれてきた。
父の一周忌のあと、伯爵家が五年前の証文を持ち出す。借金のかたに、ローゼンタール家の北の森を譲るという約束。
けれどイーダは、その証文に、五年前には存在しなかったものの名前を見つける。
婚約者フェルディナンドからは「写し紙」と呼ばれてきた。
父の一周忌のあと、伯爵家が五年前の証文を持ち出す。借金のかたに、ローゼンタール家の北の森を譲るという約束。
けれどイーダは、その証文に、五年前には存在しなかったものの名前を見つける。
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