概要
今度こそ、溶けないでくださいね
十一月の朝。転校生の冬森ひよりは、俺を見るなり泣きだした。
「やっと会えました。前世の、私の夫です」
前世の俺は、雪だるまだったらしい。
その日から冬森さんは、俺を日なたに出さず、カップ麺を取り上げ、氷イチゴをトングで渡してくる。溶けないように、だそうだ。
なのに彼女は、一度も俺に触れようとしない。
前世で溶けた雪だるまと、雪女の、二度目の冬の話。
「やっと会えました。前世の、私の夫です」
前世の俺は、雪だるまだったらしい。
その日から冬森さんは、俺を日なたに出さず、カップ麺を取り上げ、氷イチゴをトングで渡してくる。溶けないように、だそうだ。
なのに彼女は、一度も俺に触れようとしない。
前世で溶けた雪だるまと、雪女の、二度目の冬の話。
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