概要
「今日は、何を拾ってきた」迷子の令嬢の迎えは、王太子の日課になった。
方向音痴を理由に、侯爵令嬢ミリーは第二王子ハインツに婚約を破棄された。
港町の叔母を訪ねるはずが、二日歩くと隣国の王宮の裏庭に出た。
裏庭の隅では、迷子の小さな王女が泣いていた。
一緒に迷いながら歩くと、王女の部屋に着き、そのまま王宮の客になった。
ただ、ミリーが迷った先では、なぜかいいことが起きる。
迷った山で倒れていた商人を助けたら、隣国一の商会の主だった。
森で迷えば、はぐれた竜の子を親へ返し、竜の群れが国境から去った。
隣国の人たちは、ミリーを救世主と呼び始めた。
元の国では、ミリーがこなしていた王子の仕事が、机に積み上がった。
連れ戻しの使いが来た日も、ミリーは王宮の廊下で迷っていた。
迎えに来た王太子ウォルトが、地図を閉じて手を差し出す。
「次に迷うときは、俺も一緒に連れていけ」
港町の叔母を訪ねるはずが、二日歩くと隣国の王宮の裏庭に出た。
裏庭の隅では、迷子の小さな王女が泣いていた。
一緒に迷いながら歩くと、王女の部屋に着き、そのまま王宮の客になった。
ただ、ミリーが迷った先では、なぜかいいことが起きる。
迷った山で倒れていた商人を助けたら、隣国一の商会の主だった。
森で迷えば、はぐれた竜の子を親へ返し、竜の群れが国境から去った。
隣国の人たちは、ミリーを救世主と呼び始めた。
元の国では、ミリーがこなしていた王子の仕事が、机に積み上がった。
連れ戻しの使いが来た日も、ミリーは王宮の廊下で迷っていた。
迎えに来た王太子ウォルトが、地図を閉じて手を差し出す。
「次に迷うときは、俺も一緒に連れていけ」
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