概要
本物のお父さんへ――。
私にとっても母校でもある葉桜小学校の六年C組で同窓会が行われた、と後になって聞かされた。葉桜小学校は生徒数のたいしていない公立の小学校だ。久し振りに聞く母校の名前に、大昔の懐かしい思い出がよみがえってくる。もう戻ってこない大切な時間の記憶を掘り起こしながら、私のほおをひとすじの涙が伝っていく。こうやって感傷に浸ってしまうのは、一通の手紙のせいだ。参加者のひとりが気を遣って、私に届けてくれた。今回の同窓会の一番のイベントは、十年前に学校の校庭に埋めたタイムカプセルを取り出すことだったらしい。
※過去に140字小説として書いた「タイムカプセルの手紙」を下敷きにしています。
※過去に140字小説として書いた「タイムカプセルの手紙」を下敷きにしています。
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