概要
10年来宿敵が帰らない。部下まで、あいつの言うことを聞いている。
戦争が終わって三年。元魔王軍の将・ヴァルカは、かつての部下二人と宿「くれない」を営んでいた。だが、単騎突破は得意でも、客商売はさっぱり。宿の経営は火の車だ。
そんな雨の夜、戸をたたいたのは、十年にわたり戦場で引き分け続けた宿敵――「不倒の柳」だった。
「宿の手伝いをしろとは言ったが、住めとは言っていない!」
追い出したいのに、飯も仕事も柳の段取りでうまく回る。忠実な部下まで相談に行き、いつしか宿には人間と魔族の子どもたちが集まり始める。
なぜ、あの男は戦場で自分を倒さなかったのか。
そして、なぜ今、この宿から帰らないのか。
強すぎる二人が、戦の終わった世界で暮らし方と恋を覚えていく。
元宿敵たちの、不器用であたたかな宿屋ファンタジー。
そんな雨の夜、戸をたたいたのは、十年にわたり戦場で引き分け続けた宿敵――「不倒の柳」だった。
「宿の手伝いをしろとは言ったが、住めとは言っていない!」
追い出したいのに、飯も仕事も柳の段取りでうまく回る。忠実な部下まで相談に行き、いつしか宿には人間と魔族の子どもたちが集まり始める。
なぜ、あの男は戦場で自分を倒さなかったのか。
そして、なぜ今、この宿から帰らないのか。
強すぎる二人が、戦の終わった世界で暮らし方と恋を覚えていく。
元宿敵たちの、不器用であたたかな宿屋ファンタジー。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!面白い!!!
第一話を読みました。面白かったのでレビューを書かせてもらいます。
元魔王軍の将軍とその部下たちが、戦争終結後に宿屋を営んでいるという設定が面白いです。戦場では誰よりも頼もしかった三人が、商売となると途端にうまくいかなくなる。そのギャップがコミカルに描かれていて、思わず笑ってしまいました。商隊の護衛では雇い主と衝突し、荷運びでは車軸を折り、鍛冶屋では鍋をつぶす。力も忠誠心も十分なのに、日常生活ではなかなか報われない三人の姿が印象的です。
そんな宿屋に現れたのが、かつて戦場で何度も刃を交えた人族の将軍、柳。和平から三年が経ち、元敵同士が同じ食卓を囲むという状況だけでも興味を引かれますが、柳の…続きを読む