概要
戸を閉めてトイレに入る。それだけのことが遠い。
在宅勤務の宮坂透子は、認知症の母・文子と二人で暮らしている。目を離した数分で母が家を出ていったあの日から、トイレの戸を閉めたことはない。
一方、文子の心は十七歳。今日は宮坂さんと映画を観る約束の日だ。台所にいる背の高い親切な人は、なぜか宮坂さんと同じ腕時計をしている。
すれ違う母と娘の一日が、深夜二時四十七分、ひとつしかないトイレの前で交差する。
※自主企画【タイトル指定】「トイレ行きたし走れよ乙女」参加作品です。
一方、文子の心は十七歳。今日は宮坂さんと映画を観る約束の日だ。台所にいる背の高い親切な人は、なぜか宮坂さんと同じ腕時計をしている。
すれ違う母と娘の一日が、深夜二時四十七分、ひとつしかないトイレの前で交差する。
※自主企画【タイトル指定】「トイレ行きたし走れよ乙女」参加作品です。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?