解雇通知を受け取ったマイケル。冒頭の自宅シーンや、鮮明な過去の栄光は、どれもマイケルが感じたものではあるものの、果たしてそれは現実なのかは別問題。戦争とタイトルにもある愛と平和。大義名分の意味を違えば、正義にも悪にもなるし、受け取り手によっても違ってきます。マイケルの心理と戦争と平和の葛藤構造が混じった、素敵で恐ろしい作品です。
正義を掲げながら他者を傷つけてきたマイケルが、数十年の時を経て過去と向き合わされる展開に引き込まれました。帰還兵の「なぜ俺たちに人権を分けてくれなかったんだ?」という言葉が胸に刺さります。人権や平和を訴える一方で、異なる立場の人間を排除する矛盾が鋭く描かれていました。過去の行為を時代のせいにしてきた主人公が、自らの責任を問い始める姿も印象的です。最後の「私は誰だ?」という不穏な結末に、しばらく考えてしまう作品でした!
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