概要
「御中」の消し忘れで、世界の秘密に採用されました。
「俺はジャーナリストになる」と、親に啖呵を切って二年。約束の期限まで残りひと月を切り、クジョウの仕事は日曜ライター以下の、もぐり同然だった。
やけくそで送った取材依頼が、なぜか国中が注目する謎の企業・ネスタ社の目に留まる。「最初の一行で、何もかもお見通しだと分かりました」。誤解だと言い出せないまま、クジョウは専属契約を結ぶことになる。
新しい同僚は、宇宙人を知らない部長、上司の首根っこを掴む秘書、ノックを知らない研究者たち。任された仕事は、暖簾の向こうにある、もう一つの世界の記録係だった。
ワイバーンに追われ、精霊に振り回され、妖精流の礼儀に冷や汗をかきながら、クジョウは知っていく。二つの世界の危うい均衡と、変人だらけの会社が守ろうとしているものを。
ただし、書いたものは世間の誰にも
やけくそで送った取材依頼が、なぜか国中が注目する謎の企業・ネスタ社の目に留まる。「最初の一行で、何もかもお見通しだと分かりました」。誤解だと言い出せないまま、クジョウは専属契約を結ぶことになる。
新しい同僚は、宇宙人を知らない部長、上司の首根っこを掴む秘書、ノックを知らない研究者たち。任された仕事は、暖簾の向こうにある、もう一つの世界の記録係だった。
ワイバーンに追われ、精霊に振り回され、妖精流の礼儀に冷や汗をかきながら、クジョウは知っていく。二つの世界の危うい均衡と、変人だらけの会社が守ろうとしているものを。
ただし、書いたものは世間の誰にも
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