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作業用BGMの話

 久しぶりに近況ノートを書きます。前回の記事を見たら「水曜日にサムライリーマンを更新して木曜日に近況ノートを書く」などと書いてあり、絶望しています。一つも公約を守れていない。「執筆のリズム!」とも書いてありました。すでに崩れている。

 このままなし崩し的に近況ノートの更新はやめてしまおうかとも思ったのですが、やはりこの流れでやめてしまうのはあまりにもダサく、自分語りもしたいので今日は近況ノートを書きます。今日は小説を書いている時のBGMについて。

 私は昔から音楽を聞きながら作業するタイプです。
 インターネッツや塾の先生の話によると、作業用BGMには歌詞のない曲がいいそうですが、歌付きの曲ばかり聞いています。
 調子が良い時はそれが一番捗る。頭の中で歌詞を追わなくなって、「なんか鳴ってるな」くらいの感じで作業できるようになるとベストの状態です(「歌詞を追わなくなる」のフェーズを飛ばせるので作業には歌詞なし曲が良いのだと思います)。
 調子が悪い時は歌詞を聞き過ぎてしまったり、そもそもイヤホンの感覚が鬱陶しかったりします。そういう時はそもそも作業の能率が落ちているので、さっさと切り上げるのが一番ですが、ダラダラやっちゃって次の日全部やり直したりすることになる。

 さて、これを踏まえて重要になってくるのが曲選びです。その日の体調や気圧、マイブームを加味して最適な選曲をする必要がある。

 まあ何が言いたいかっていうと最近めちゃくちゃ坂道グループの曲を聞いちゃっててヤバイということです。特に日向坂。恥ずかしいのでタイトルを『作業用BGMの話』としましたが、本当なら『日向坂46にハマった』とするのが正しい!

 なのでここまでの話は忘れてください。ここからは日向坂の話をします。ここは今から日向坂です。

 これを読んでいる皆さんはインターネットに繋げる日本の人たちだと思うので日向坂46の説明は省きます。詳しく知りたければググってください。要するに女の子がいっぱい集まっているタイプのアイドルグループです。これにハマった。

 私が日向坂46(当時はけやき坂46でしたが)のことを知ったのは大学生のころでした。三年次に高専から編入してきた地元の友人から布教されたのがキッカケで、友人宅のテレビで冠番組『ひらがな推し』を見せられたのが最初です(友人宅には大きなテレビと録画設備があり、初回放送から全て録画されていました)。

 この『ひらがな推し』はMCの芸人オードリーと日向坂(当時はけやき坂でしたが)メンバーの信頼感が生むのびのびとした雰囲気のとても良い番組で、友人と宅飲みしながら見るには最適でした
(例えばまどマギは私も友人も大好きなアニメですが、お金もない・友人も少ない・就活もしたくないの三拍子揃った大学生が酒を飲んでクダを巻きながら見るには不適だと思います。頑張って見ないとならない)。

 とはいえ、当時の私には日向坂46は「友人との話の種」「酒の肴」レベルの存在でした。これが変わってくるのは就職してからのことです。

 私の職場はまあまあ安定していて定時で帰れるのですが、人間関係については結構グレーなところもあり、時々はちゃめちゃが押し寄せてくることがあります。昨年はそれが特に多く、私の心は荒んでいました。マジで。

 なんか宗教臭くなってきましたが、それを対処療法的になんとかしてくれたのが日向坂46だったのです。しばらく離れていた日向坂に戻ってきた理由はちょっと覚えていないのですが(なにしろはちゃめちゃな時期だったので)日向坂の動画を見ている間は全てを忘れられることに私は気づきました。

 なんか、こう、彼女たちがのびのびやっている姿(もちろん見えないところでたくさん苦労しているのでしょうが)が当時の私にめちゃくちゃ刺さったんですよね。それからは日向坂の動画を見まくりました。フールーに入ってもう一つの冠番組『HINABINGO』を見て、SHOWROOM(ニコ生みたいなもんです)を見て、CDを買いました。

 正直CDを買いまくったり握手会に行ったりするアイドルオタクの皆さんのことを内心バカにしていた部分もあったのですが、今ではすっかり私もそれです。最近のいろんなことが落ち着いたら握手会にも全然行きてえよ。

 で、自分の知らないアイドルの沼にハマったという話なのですが、もう一つで「これが推しか」という気づきもありました。

 これまでオタクの言う「嫁」については結構実感を持って理解できていたのですが、「推し」については今一つ理解が薄かったんですよね。理屈は知っているけど、どういう感情が伴う概念なのかは知らないというか。それが今回日向坂にハマって、心で理解できた気がします。

 私の好きな同人音楽チーム『胃薬。』さんの曲に『亜美真美と僕で三つ子』というのがあって、次のような歌詞があります。

  情けない兄ちゃんでごめん/君たちの存在に救われまくってるんです

 これを初めて聞いた時、私は「そういうもんか」と思いました。今では「そういうもんだよな〜!」と言えます。『亜美真美と僕で三つ子』とトチ狂っていますが、推しへの思いを高らかに歌った名曲だと思います。

 ええと、なんでしたっけ、そういうわけで今めちゃくちゃ日向坂46の曲を聞いています。聞いているんですが、ストリーミングサービスを使っていると他の坂道(乃木坂とか欅坂です)の曲もガンガン流れてきて、そっちにもハマっちゃいそうで、今はめちゃくちゃ恐怖に襲われています。

 書き出しのことを考えるとずいぶん遠くに来たな、という感じがします。あと分量も過去最高に多くなった。今回はこの辺でおしまいにします。『ひらがな推し』の話はまた今度ガツンと書きます。

 あ、それからメンタルが不調の時はさっさと病院に行くとか環境を変えるとか、根本的な対処をした方がいいです。推しは対症療法(比喩表現の方です)にしかならないので。マジで。その方が健康に推し行為を楽しめます。

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