小説を書く場所の話をします。

 平日は家の机で書いていますが、最近は土日になると近くの喫茶店に行って小説を書くようになりました。使っているのは買い換えたばかりのMacBookで、耳にはワイヤレスのイヤホンをねじ込んで、Spotifyから作業音を流しているわけですね。

 一年くらい前までは、そう言う人をスタバかなんかで見かけると「各々一番集中できる場所で仕事をできるのが一番幸せだよね」とか言いながら内心「スカしたノマド野郎どもだぜ!」と思っていたのですが、今では自分がそういうやつになっています。

 何しろ家では全然集中できない。小説以外にも、仕事の必要に迫られて資格の勉強をしたりすることもあるわけですが、数年前に比べて集中力がガタ落ちしていることがよくわかる。もちろん仕事の疲れもあるわけですが、家はゲームをやったり飯を食ったりする場所でもあるので、いろいろと誘惑が多い。

 その点、家を出て「小説を書く場所」として設定した喫茶店に行くことでマインドセットが決まり、スッと集中モードに入ることができます。これが半分。

 もう半分は、家で作業していると行き詰まった時にすぐ自慰に逃げてしまうからですね。これは星野源もオードリーの若林も自著で言っていたことなので、私がオナニーマスターというわけではないです。文章を書いているやつはみんなそうなるのだ。星野源は言ってなかったかもしれない。

 とにかく「各々一番集中できる場所で作業するのが一番だよね」と言っていた時の私は「そう言っとけば善人っぽいだろ」ということを考えていたんですが、その通りだったということです。今のカレーが一番集中できるのが近所の喫茶店だということですね。

 あとMacBookは薄くて軽くて持ち運びやすいし、排熱の音も静か(前使っていたPCはこの世の終わりのような勢いでファンを回していました)なので、チョー便利だということです。ノマド野郎の皆さんは正しかったのだ。

 でも私が髪を染めたり伸ばしたり、髭を生やしたりおしゃれメガネをかけたり、本格的なノマド野郎ぶりを晒しはじめたら殺してください。頼んだ……ぞ!