いつも拙作をお読みくださり、♡や☆をくださる皆様、ありがとうございます。なんせ毎日ぐらい更新しているので、いただく度にお礼を言うとうるさいのかなと思って、どうするべきなのか常にあわあわしてるんですが、いちいち喜んでいます。
「三都幻妖夜話・白川編」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884553813ですが、シリーズ長編の第四作目にあたり、三作目まで読んだ方しかお読みになれない造りなので、この世に読める人がいるのかという、作者的にはとても心配な作品だったですが、幸い読んでくださる方がいらっしゃって、ほんまヨカッタナーです。ありがとうございます。
Web小説は暗闇に向かって一人で呟くものという面もあるんですけども、やはり誰かに聞いてほしくて書く面もあるので、ぼっちじゃないのは有り難いです。
さて。タイトルの件ですが。
白川編、第24話は、一年ぐらい前に執筆しまして、それを今UPしてるんです。ああぁこれ誰かに読んでほしい……と思った場面でもあります。やっと公開できて嬉しいです。
ここ。24-3の下の方にある、おっさんから電信が来るところです。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884553813/episodes/1177354054887376987篠田くんもまあええんやけど。(それはそれで追々語ります)
おっさん、ズルくない!?
なんかこれね、ひどいなって思ってですね。書きながら。
お前もう出ていったんやし黙っとけや? みたいな気が作者にはしまして。
そんなこと言えるような立場か、あんた……。
朧が回想する滝川大佐の過去の話はこの先もちょいちょい出てくるのです。それを聞いてあげる物語だと言うてもええかなってぐらいの、朧ちゃんのしんどかった過去の恋バナが「白川編」なのです。
しんどいこれ。俺もう好きな人いてるし。おっさん知らんし。
という気持ちのとこに、この入電あるの、しんどい。
と思いながら書きました。
ズルくない!?(二度言う)
ていうか白川編は「暁彦様が好き。キャッキャッ♡」っていう話と違うのん!?
て、書きながらびっくりでしたね。
プロットは執筆する時点ですでに出だしからオチまで決まってるんですが、実際の文章は書く時に考えてるのです。なので、行間は執筆時に生まれるのが私の癖です。
朧ちゃん……ほんまに暁彦様が好き?
それ、やばいやつ? これ、誰と誰の恋バナなの?
という気持ちが書きながらちょっとしまして。
あれ? これ、聞いたらあかんやつやった……?
という気もしまして。
神戸編までお読みくださった皆様はすでにご存知なんですが、朧(湊川怜司)というキャラクターは過去の恋愛を引きずっている人物で、なんかちゃらんぽらんなんですが、芯に怨念のあるキャラクターです。忘れられない恋がある人なんですが、あっそれ一人じゃなかったん!?
暁彦様の前があったという話だね、これ!?
つまりこれ略奪愛の話ですね。今もそういう用語があるのか分からないんですが。朧ちゃん、前の主人から奪われてきちゃった式神だったのです。
そやそや、プロットにもそう書いてあったわー……。
と、書きながら驚きましたが、皆さまは全然でしたか?
私けっこうボーッとしてまして、自分の作品がどんな話なのか、書き終えてから気付いたりするんです。鈍ッ。
滝川さんもプロット段階では、朧ちゃんをいじめてた悪いおっさんで悪役なんやって思ってたんですが。いやちょっとそれだけの解釈では語れん人物なのだなあと書きながら思いました。
それで、この24話以降はちょっとそれも意識して書くようにしました。
そうなると暁彦との関係の描写の難度がめちゃめちゃUP↑しまして。
朧ちゃんは暁彦様に一目惚れなんや。大好きなのやな。めっちゃ好き。会うとウキウキしちゃうんや。それは嘘じゃないんだと思いますけど、この時点でもなにか割り切れない、重い石を呑んだような暗い過去の恋愛があるキャラクターなのですね。
そういう性格なんやろ! 常にそうなんやなって。
生まれつき血も涙もない鬼やった人が、あんな感じになりはしないだろうなと思いますし、朧ちゃんはもともと神さんやったんでしょう。優しい子だったのかもなと思います。
けど徹頭徹尾の神様でもなくて、なんか等身大の人です。
そのキャラクター性を楽しんでいただく物語だなと思います。
お楽しみいただけたら……。長いですけど……。すみません(汗)
今週は24話が長いため、金曜日まで毎日更新があります。よろしくお願いします。
最後に、悪いおっさんから入電があったモールス信号ですが、平文をモールス信号に変換してくれるWebツール(
http://morse.ariafloat.com )がありますので、そこで変換してきました。
--- ・- --・-・ ・・ --- ・- --・-・ ・・ --・-・ --・-- -・- ・---・ ・-・・ --・-・ --・-- -・- ・---・ -・-・ ・-・ ---
これが滝川大佐が怜司に送った「レイジレイジシアワセカシアワセニナレ」っていうトンツー信号です。
その平文(カタカナのほう)をコピペして、こちらのページに持っていくとですね
https://morsify.net/ja/電信のモールス信号っぽい音で聴くことができます。
よかったら皆様も聴いてみてください。
これがレイジが聞いた滝川大佐からの愛の言葉かと思うと、しみじみします。
が、全然わからん! 私、モールス信号は全く分かりません。それでもこのWebツールがあればモールス信号に翻訳できちゃいますね。便利。
皆さんも、滝川大佐みたいに、面と向かっては恥ずかしくてちょっと言いにくい話はモールス信号で送るといいですね?
いや。言えよ! っていう話でした。
おっさん、なんで怜司の目を見て直に言うてくれへんかったんでしょうね。悲しいな。
でもそれも、もはや遠い過去、昭和十六年の冬の物語でした。
白川編の物語は、まーだまーだ続きます。めっちゃ続きますので、どうぞよろしゅうお頼み申します。
おっさんに何か一言ございましたらお気軽にコメントお願いします。
暁彦様でいい? 暁彦様かぁ……。篠田くん? いやいや。どうしましょうね。ほんまにー。娘を嫁にやる気分だわw
===============================
「三都幻妖夜話・白川編」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884553813人は皆、正体を隠して恋はできない。
===============================
作品広報Twitter
https://twitter.com/santogenyoyawa