がっつり秋めいてきました。京都ももう朝晩が寒いです。
連載中の「三都幻妖夜話 白川編」も作中で京都の秋〜冬のエピソードを今現在、公開してるところで、現実の秋と作中の昭和16年の秋がうまくシンクロしていて、そのあたりもお楽しみいただけたらなあと密かに思っている作者です。
密かにって、Twitterでずっとブツブツ言うてますんで、ちっとも密かじゃないんですけども……
「三都幻妖夜話」の告知用Twitterアカウントも作りました。
https://twitter.com/santogenyoyawaよかったらご覧ください。
そして、24話の更新スケジュールのお知らせです。
「三都幻妖夜話 白川編」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884553813今週は以前、お知らせいたしましたように……
https://kakuyomu.jp/users/zero/news/117735405488723006423話最後の3ページを3日かけて公開していっています。
その月・火・水の3日間に続けて、今週は4日目の木曜にも次話24話の1ページ目を公開させてもらうことにしました。
11/1 (木) 24-1
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11/5 (月) 24-2
11/6 (火) 24-3
11/7 (水) 24-4
11/8 (木) 24-5
11/9 (金) 24-6(24話おわり)
24話以降も昭和16年〜17年の冬の話が続くのですが、このままのんびり連載しておりますと、現実の世界で春が来ても、作中がまだ冬だっていうズレが出てくるのです。
多少はしょうがないですし、小説の中の季節や時刻が現実とズレてるのは当たり前のことなので、気にしてもしゃあないんですが、合わせられるなら多少は合わせたいなと思いまして。ちょっとだけ連載スピードを早回しさせてもらうことにしました。
平日夕方にちょっとずつ公開して、まとめ読み派の方には週末まとめてガツッと読んでいただこうかなと思います。もちろん毎日ちょっとずつフォローしてくださっても嬉しいです。
軽く予告いたしますと、第24話は白川の家が舞台となっておりまして、薄暗い電信室から場面が始まります。モールス信号がトン・ツー鳴ってるところから。交換手呼び出し式の昔の電話も出てきたり、朧ちゃんの情報通信の神なところが、ちょこっと見えるお話です。
ここで出てくる、滝川さんからの電文のエピソードが、わたくし作者なりに何だか好きでして。是非お読みただけたらなと思います。
白川編の物語では、滝川さんてたぶん配役的には悪役なんだろうなと思うのですが、ほんま悪い人です。悪い男なの!
24話で受信したモールス信号のせいで、朧ちゃんたぶんすごく困ったんだろなと書きながら思ってました。
電信とか電話とか、先々はインターネットとかが伝える恋心があるっていうようなお話です。直接「好きや好きや」って言うのもいいんですが、手紙だから伝わるとか、電話だから言えるみたいなのが、ありますね。たぶん……。
そんなようなエピソードです。
あと24話は篠田くんが可愛いターンです。篠田くんはなんでずっと可愛いん? そう思うのは作者だけなのでしょうか。
朧ちゃんは篠田くんのことどう思ってるんやろなあ。
朧ちゃんて語り部主人公で、ずうっとストーリー解説をしてるんですが、この人案外、自分の気持ちはあまり語りませんね。悲しかったとか嬉しかったという程度は言うんですが、自分では自分のほんまの気持ちが分からない時もあるみたいなので、そこを読解してあげてほしい作品でもあります。
24話はそれが顕著だったような感じです。
途中、電話しながら朧が泣いてるシーンがあるんですが、本人は自分がなぜ泣いてるか分からないという描写です。
なぜ泣いてるんでしょうね? 公開したら、どうぞ話を聞いてやってください。
朧ちゃん、なんかちょっとひねくれた人なのかもしれないんですが、この長い物語を語るからには、聞き手である読者様に分かって欲しい気持ちがある人物なのでしょうから、そこがちゃんと読み手さんにも伝わるかどうかが、作者の腕の見せ所かなと思いつつ、今もまだオチのほうの草稿を書いています。
難しいなあ、恋は、それを描くのも難しいですが、コツコツ執筆します。皆様に最後までお付き合いいただけますよう、面白さの途切れない物語になるように、精進したいと思います。
作品へは、こちらからどうぞ。
「三都幻妖夜話 白川編」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884553813