私にとって「年上の彼女が僕に言う~」は、扱いとしては「ギャグ」なのです。
古いギャグ漫画を読んでいると、「世間の常識を逆手にとって笑い飛ばす」というのが根底にあると感じた事がスタート地点でした。
でも今の世の中、どこか「常識」があやふや、もっと言うと怪しいもので、ギャグ漫画によるある「爆発オチ」が現実に起きてしまっている訳で…。
そんな中「常識を笑い飛ばす」って、前提が崩れてしまっている…と思うのです。
なら今、「何かを逆手にとって笑い飛ばす」にはどうすればいいか…ない頭を絞って考えてみたら、多分、「花のように美しい何か」がそれに当たるような気がしたのです。
だから「僕」と「孝代さん」は、ただ馬鹿話をしながらおやつを食べるだけ。そう言う時間、案外、少ない…と言うのは、私の生活が殺伐としているからと言う説もありますが。
だから昔の記憶を引きずり出して、誰かと食べたかったものを列挙していくのです。…ちょっと昔すぎて、思い出すのに時間がかかってますが…。