「魔導少年ユウト」は児童書を意識した作品で、執筆したのは随分前だったりします。
執筆当時、某出版社に一度投稿しましたが、言わずもがな一次で弾かれてしまったので、供養のつもりでこちらに投稿しました。
気弱そうな男の子が、酷い目にあいながらも勇気を振り絞って事態を打開する展開が好きなので、そのまま書きたい通りに書きました。
わりと痛めつけられる過酷な展開があったりしますが、これを執筆当時に影響を受けていた「妖界ナビ・ルナ」の原作は、情け容赦なくヒロインを痛めつけて何度も瀕死に追い込んでいたので、これぐらいはやっていいなと、痛めつけた次第です。
なお、クーラリオの由来は空雷王、宇宙大帝ゴッドシグマの胴と腕を構成する主人公が乗り込むロボットから。他も出そうかと考えていましたが尺的に手に余りすぎるのでボツとなりました。
「鋼鉄鬼子(アイゼンクィーズ)」はユウトの次に書いていた未完の作品で、「装甲騎兵ボトムズ」やその外伝である「機甲猟兵メロウリンク」のようなものを児童書的に描けないものかと手を付けてみた作品です。
少年兵や傭兵企業を主軸に、地域紛争の渦中で誰もが思惑抱えて生き抜いていく作品を目指していました。
ボトムズは本放送当時は園児のため理解できず、成人して視聴してようやく良さを理解できたわけですが、あれを児童向けの枠で放送していた80年代初頭は色々すさまじかったのだなぁと。
振り返ってみて、この両作品とも女っ気がほぼ無いなぁと……。男の子がかわいくて頑張っていれば、それでそっち枠確保という発想だったんだなぁ・・・。