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解説『Dランクダンジョン殺人事件』1〜4話

『Dランクダンジョン殺人事件』
https://kakuyomu.jp/works/16818093086142248183
もっと作品に興味を持ってもらいたいので、どんなことを考えて書いたかなど、各話の解説を書いていきたいと思います。

・第1話 ダンジョン部に入部する(〜6760文字)
第1話は、世界観と、主人公のアユム、ヒロインのユキノ、スーパーAIのコンを紹介する話にしようと思いました。
この世界の高校にはダンジョン部があって、ダンジョンは登山のような身近なレジャーになっているという設定です。
レジャーなので、モンスターと戦っても安全である。思い浮かべたのはワールドトリガーのトリオン体でした。
生身の体は弱いけどアバターを得れば無双できる主人公のアユム。
幼い頃に事故で体を失ってサイボーグになってしまったヒロインのユキノ。
アユムの体調管理をサポートするスーパーAIのコンです。コンはブルーアーカイブのアロナを参考にしています。
最後の登場人物紹介は、金田一少年の事件簿にあるような殺された人の顔に✕がつくあれをイメージして載せています。
気付いたら第1話は6000文字超えになっていました・・・。

・第2話 Dランクダンジョンに突入する(〜12995文字)
第2話は脚本術で言うところのセットアップと物語のきっかけまでです。
ダンジョン内で生身に戻ってしまうという事故が起こり、顧問の先生が死んでしまいます。
ヒロインのユキノは、先生がダンジョンの事故ではなく誰かに殺されたことに気付きます。
生身に戻ったことでスーパーAIのコンがアユムたちと行動を共にでき、アユムが主人公としての優位性を持ちます。
連載マンガだったらここまでが増ページ第1話かなとか思って書きました。

・第3話 Dランクダンジョンを脱出したい(〜19091文字)
第3話は先輩たちとアユムの言い争う場面が必要かどうか迷って何度か書き直しています。
あとで読み返せばこの場面での登場人物たちの行動の意味が少しわかるかなと思って書きました。
ダンジョン内に閉じ込められたという事実を知り絶望に向かいそうなところへ、幼馴染みヒロインにして女子高生ダンジョン配信者のキリコが登場し希望を見いだします。
華道部の三人はC&Cをイメージして書き始めましたが、書いてるうちにオリジナルのキャラになっていきました。

・第4話 再びDランクダンジョンの先へ(〜24490文字)
幼馴染みヒロインのキリコと主人公のアユムの関係性を深掘りしました。
キリコはアユムのことが大好きで、アユムも1歳上のキリコを家族のように慕っているのだということを表現したかったです。
キリコたちが現れたことでダンジョンボス討伐という目標が明確になります。
そしてサチエも合流し殺人ミステリー側の中心人物も揃いました。
ここまでが脚本術でいう第一ターニングポイントです。
『Dランクダンジョン殺人事件』は、ダンジョン攻略と殺人ミステリーという二軸で進めようと思って書いています。

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