もっと言うと、キャラの書き分けですけどね!
キャラが増えると、ほんっとおおおおおおおおおおおに!特に口調が厳しすぎます。
一瞬のモブだったら、何とかなるんですけどね。
はあ。皆さん、どうやって大量のキャラの書き分けをしているのか。
楽しい議題でも何度も上がっているはずなのに、なかなか身に付かないものです(笑……っている場合ではない)。
ここから、つらっつらと、自分の書いた主人公を振り返っています。
実になる話?そんなものは、無い(いつもです)。
皆さん、多分書きやすい主人公、キャラっていると思うのですが。
私は今のところ男キャラでしか主人公を書けていません。
女性だと、どうも難しいのですよね……。女性を主人公に据えている物語はよくありますが、本当に凄いなと思います。
カクヨムで掲載している主人公は、今のところ全員ばらっばらな感じの主人公を書けているかなーとは思います。
でも、一番書きやすいのは、「囚われの魔王」のアリスです。アリスティード・ミシェリア。
口が悪い、結構ノリが良い、ツッコミ役で真っ直ぐな信念を貫き通す。
最後は他の主人公にもあるものですが、このアリスはノリで書けるので本当に書きやすかったです。
同じく、ヒロインのクレスティア・リュシファース(クレス)もすっごく書きやすかったです。
この元気な感じが本当に書きやすかった。
この二人、続編があったら、多分くっつくんだろうなと思います(笑)。
次に書きやすいのは、「魔王が綴る狂想譚」のアーシェです。アーシェル・ラング・フェルシアーノ。
一人称が我で、よく従兄のエルミス(だけではないけど)におちょくられる少年。
何度叩かれてもめげず、憎悪を向けられても立ち向かったり歩み寄るこの主人公も、割とノリで書けています。書きやすい。
でも、普段はこういう性格のキャラは、サブキャラ、もしくは準メインの立ち位置のキャラで書くことが多かったので。
改めてこういう性格を主人公として書くのは、結構大変だなとも思いました。エルミスに振り回され過ぎですしね(笑)。
そして、同じくヒロイン(だろうと思われる)レティシア・ミラルドもすっごく書きやすいです。前に別の人がこれと「囚われの魔王」を読んだ時、「ヒロインが似ているから同じ世界観なのかと思った」と言われたほどです(一緒かもしれませんけど)。
つまり、こういう元気で突っ走るヒロインは書きやすい様です。
……あれ?つまり私は、主人公よりヒロインの書き分けをしないといけないんじゃ?
実はこの二作。
主人公とヒロインには苗字に仕掛けがしてありました。どちらも元にした名前が分かると、「あ、なるほど」と思われるかもしれません、程度ですが。
あと、「囚われの魔王」の主人公ヒロインの苗字と、「世界のばんか」の中の、ある名前には、名付け方に共通点があったりもします。
これも分かると、「あ、なるほど」と思うことがあるかもしれません。
という小さなネタみたいな感じを仕掛けています(笑)。
今のところ指摘して下さった方はいません。絶対分かりにくいよ。特に苗字。
書きにくかった主人公は、「魔王使いの監視日記」のシキと「黒き翼」のリヴェルです!
シキの方は、やたらと淡々とした喋り方で、かつ少し乱暴な感じと穏やかな感じの喋り方が混ざりまくる様に書いていたので、後半の下書きを書いている時に、前半の口調を修正しまくった記憶があります……。
多分、これのおかげで、淡々とした喋り方の書き方の訓練が出来ました(笑)。淡々、難しいんですね……。今でも難しいです。
あと、すっごいあらゆるものに、そして自分に興味ない感じの人間なので、それが結構難しかったです。全てに興味ないって、どんなん……。
しかも、感情の起伏があまりない。……主人公……。
ちなみに、ヒロインはアイシスと言いますが、彼女も割と元気な娘です。背景重いですけど。
……元気タイプばっかり書いているな?
リヴェルの方は……。
シキと共通するものがあるのですが、結構後ろ向きな性格が書きづらかったです。
最初から色んなものを諦めている、という部分があって、でも本当の本当に願っていたこともあって、でもそれにすら絶望していて……という。
そういう人物を主人公に据えて書くことが、とても難しかったです。
あまりにうじうじしすぎると、「何だこいつ」となるし、かと言って、諦め過ぎているのに急にやる気を出すと、「お前のアイデンティティは」みたいになるので。
如何にして緩やかに、けれど顔を上げて成長をしていくかを書くのが非常に難しかったです。
口調に関しては、きっと「僕」の一人称に見えるだろう、はっはっはーという雰囲気を醸し出しながら、「俺」で、結構口調的には男らしい感じを目指しました。
別に熱血系ではないけれど、貴族で穏やかでありながらも、「~だろ?」「~のか?」という感じの……説明しにくい。
つまり、そんな感じを目指しました(どんな感じ)。
でも、リヴェルは前半、結構うじうじしていたと思います(断言)。
ちなみに、この人は人外を相手にしなければ、強いです。大勢に囲まれても余裕でのします。
一般人として見ると、カイリよりも遥かに強いです。
ちなみに、ヒロインのステラも淡々と喋る系ですね。
すっごく書きながら緊張していました!(笑)
「魔王使いの監視日記」で訓練しておいて良かったと心底思います。
「世界のばんか」のカイリは、……書きやすくも書きにくくもない。いわゆる普通な感じです。
口調はリヴェルに似ていますが、リヴェルよりも穏やかで優しい感じにしています。「~だよね?」「~なの?」みたいな……説明しにくい。二人称も大体「君」
「貴方」です。
でも、ケントとか気心が知れた(知れてきた)相手だと、「お前」とか、「~だろ」「~じゃないか?」みたいに、同年代同士と話す感じになります。
でも、最近最初の方を見直していて思ったのですが(村編後半は無理でしたが)。
シュリアには最初、「あんた」と言っていました(爆)。
多分、お互いに第一印象が最悪だったんですね。
ルナリアでのやり取りで、お互いに距離が縮まったんだなとしみじみ思いました。
今は「君」か「シュリア」です。
ところで、この「世界のばんか」のヒロインって、シュリアで合っていますかね?(笑)
未だに不安です。
で。
つらつらと振り返ってみて思ったことは。
……むしろ、ヒロインの書き分けをしなければならないな、ということでした。
皆さん、キャラの書き分けで良い分類があったら是非とも教えて下さい!
私はもう「世界のばんか」がやばいです。今書いている下書きの段階でメインキャラが大体出揃いましたが、もう無理です。特に敬語キャラがきつい。
本当、どう特徴付けて良いのか分かりません。