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エリック編はあと一話

タイトル通り。
エリック編は、あと一話あります。
と言っても、もう主要部分は今日アップしたところで終わりですが!
後は、裏話と言いますか、後処理話の様なものです。
しかも、エリック編完結でちょうど100話だという。

……。

…………。


……100話……、だと……?


久々になっがい物語を書いているなと思います……。
学生の頃は結構ばんばん書いていたのですが。小説一冊分一冊分で一応完結して、シリーズみたいな感じで書いていたなあ、と。
まさか、今になってここまで長い話を書くことになるとは思ってもいませんでした。
これ、エンディングまで書き終わったら絶対一回燃え尽きる……(笑)。


ここから、エリック編について少し。
エリック編の結末は最初から決まっていました。
いや、いつもぼんやりと結末は決めてはいるのですが、エリック編はがっちり最後だけはぶれずに決まっていました。
村編と同じく、かなり神経も使いました。扱っているテーマがテーマだったので(いや、まだ続くんだよこのテーマ……次回エピソードにな)。
前回のエピソードの方がよほど気楽に書けたなと今なら思います。

エリックについては書ききったと思っています。
あまりに全てを説明しすぎると冗長だしむしろ邪魔だし。けれど、語らなさすぎると想像しにくいし。
バランスがかなり難しい話だなと思いながら書いていました。

エリックについては、最初は皆さん雑魚的な位置づけだったと思いますが(笑)。今も雑魚呼ばわりされるのだろうか……(笑)。
けれど、話が進んでいくにつれて、特にエリックのエピソードが出てくるにつれて、皆さんの反応が徐々に変わっていくのをはらはらしながら見守っていました。
結果的に、皆さんの反応を見ていると、私が伝えたかったことが少しでも伝えられたのかなとホッとしています。

規模は違えど、エリックの様な過ちって、人間なら誰でもすると思っています。
嫉妬だってする。嫉妬から、普段ならしない様な言動を取ってしまうこともあるかもしれない。嫉妬でなくても、過ちは犯してしまいます。
今回それを「絶対取り返しの付かない過ち」に置き換えて書きました。
それに対するエリックの反応も、更に取り返しの付かない方へと突っ走らせました。
カイリの土台を固めるためにも必要だったので心を鬼にしましたが、結構きつかったです。もうこういうのは書きたくない(村編でもそんな様なことを言った気がします……)。

エリック→カイリについては、本当に全部出し切りました。
そう。


エリック→カイリ、は。


だって、散々本人にもぶつけましたしね!
お兄さん的な部分はほっとんどぶつけていませんけれども、最後の最後に自分を取り戻し、ある意味彼はすっきりして旅立ったと思います。

問題は、逆。

ということで、次のエピソードを頑張りたいと思います(また少し燃え尽きましたが。頑張ります)。
同時に、エリック編で「クリスが厳しい厳しい」という意見が一部あった意味も、明らかになるかと思います。

しかし、次って何編って呼べば良いのだろう……。
うーん。

……まあ、その内勝手に呼んでいるでしょう!

次のエピソードでは、カイリが、みんなが笑顔で終われる様に頑張りたいと思います。
でも、やっぱりまたテーマが難しいので、……。

全力で突っ走りたいと思います!(笑顔)

4件のコメント

  • エリックは雑魚ですよ。
    肉体的にも精神的にも強くなかった。強くなれなかった。
    自分の弱さにすら打ち勝つ事が出来なかった彼が、周囲を巻き込みカイリを巻き込んだ彼が、はたして雑魚ではないといいきれるでしょうか?
    こういう言い方しかできないのが非常に悲しくもありますが。

    カイリの事を強くなったと前に言ったのは、そう言った面でカイリはかなり成長しているんだと思います。
    苦しみから逃げるのではなく、まだ立ち向かうまではいけないけれども、それを受け入れ、悩み、哀しみ、飲み干して、カイリはきっとまだまだ強くなっていくのではないかなぁと思っています。
    後戻りは出来ないのですから。
    エリックの屍を越えて行くしかないのですから。
  • エリックは、初めて名前が出てきたときに、すでに殺されていると思っていました。
    情報を吐き出させて、情報を吐いたことが村にバレて村の警戒が高まることを恐れて、狂信者たちが、さっさと殺してしまったのかと。
    だから、生きていたと知ったときは正直、驚きました。

    生き残ってしまったからには、生きるために彼は必死だったんでしょうね。
    初めは騙されているとは知らず、「正義の教会」の役に立ち、かつ、自分も教会騎士になれるという、薔薇色の未来を描いていたと思うと憐れです。
    彼に嫉妬心がなかったら、村に帰省したときなどに、外の世界での歌の扱いを知った驚きや、村の中にカイリを閉じ込める疑問を、村の大人たちにぶつけられたでしょうか。それができたら、一番良かったのかな、と思いました。

    エリックは良い人間ではなかったかもしれませんが、彼は「普通の人」だったのだと思います。
    カイリが恵まれすぎているだけです。歌もありますが、何よりも人に恵まれました。
    前世のカイリと現世のカイリは、基本は同一人物です。でも、違うのは、周りにどんな人がいたか、だと思います。
    (ただ、現状、周りの人が、いろいろできる人ばかりなのは偏っているかなぁ。だからこそ、エリックのような弱いところのある人がカイリには必要だったかも)

    エリック編を通して、ふと思ったのですが、カイリはいずれ、もっと広い世界に行くのかな……。
    エリックの思考を聴いていると、カイリは、少し前までは村、今は教会、という「温室」にいるように見えてしまって。
    ひょっとしたら、いずれは……?


    あの、もし、ご存知でしたら、余計なことなのですが、この記事、ご存知ですか?
    https://kakuyomu.jp/works/1177354054891892172/episodes/1177354054892553314
    おめでとうございます!
    (なんか、この前もこんなことを書いた気がしますね。
     ええと、前回の件は同じ企画に参加していて、今回の件は参加はしていないんですけど同じ方の前々回の企画に参加していたので、なんとなく見てみたら、あれ? ってわけで。決して、和泉さんを見張っているとかストーカーとか、そいうわけではないのです!)
  • えーきちさん

    雑魚呼ばわりされてしまいました(笑)。やはり彼は雑魚……。
    エリックは、最後まで弱い人間でした。人のせいにして、不条理のせいにして、何かのせいにしなければ生きていけない。本当にそういう弱い人間でした。
    大好きだった人達を巻き込み、カイリを巻き込み、周りの人生を滅茶苦茶にして、未来を奪ってしまったことについては、私も雑魚だろうなとは思っています。
    こういう言い方しか出来ないのが悲しい、と思って下さるのは、やはり嬉しいです。

    カイリの成長を見て下さって本当にありがとうございます!
    確かにカイリは、これからもまだまだ成長して、更に強くなっていくと思います。
    前世の過ちもあるからこそ、余計に前を向きたいと願っているのかもしれません。

    エリックの屍を無事に越えられるかどうか。
    まだ辛い時期が続きますが、見守って下されば嬉しいです。
    というか、屍を越えてくれないと困るので、とある人と共に頑張って乗り越えて頂こうと思います。
  • 月ノ瀬さん

    出先から読んで下さってありがとうございました!

    エリックについては、まだ殺されていませんでした。
    というか、あの二人は手柄を焦って単独で突っ込み、それを「上」が感付いてエリックを確保した、という流れだったので(前に狂信者が野党を使って村を包囲した、と言っていました。それは単独行動だから、仲間を出し抜きたいがための手駒、ということですね。というか、どこかでそれを書こうとして忘れていましたすみません)。

    エリックとしては、嫉妬からの行動ではありましたが、カイリも教会の、誰かの力になれて、自分も教会騎士という誉れ高き職業に就けるバラ色の未来を思い描いていたので。
    本当、村のことはショックだったと思います。生き残ってしまうと、死に直面すれば命が惜しくなりますから、本当に必死だったと思います。
    月ノ瀬さんの仰る通り、嫉妬さえしていなければ、またしていたとしても、村に帰るたびに歌のことや教会の仕組みなど、様々なことを村人やカイリと会話をして交流していれば、防げた悲劇だったはずです。
    村人達にとっては、エリックは何歳になっても心配で可愛い子供だったということですね(それがいけなかったわけですが)。

    エリックは、本当に何処にでもいる「普通の人」のつもりで書いていました。
    良い人……ではなかったですが、正直一歩間違えれば誰でも陥る感じの人としても書いていました。
    一線を越えるかどうかの「一線」は、とても薄いけれど。とても大事で決定的な、人として分厚い「一線」、「紙一重」だとも思っているので。規模の大小はあれど。

    カイリは今世ではかなり恵まれていますね。
    前世で、あんな感じだったから……というわけではないんですが。
    カイリが持つ本質は、ケントも少し言っていた通り変わっていません。環境は違ってもカイリはカイリだし、そして今回は周りにいる人達のおかげで、本来の明るさなども発揮されている感じですね(ただ、どういう状況でも、エリックの様な過ちは犯さないと思います)。
    周りに出来る人ばっかりなのも、そうですね(笑)。
    本当は一般人の知り合いも作ってあげたいのですが、なかなか……。
    というか、村の子供達(特にリック)が(一応)一般人だったので……。生きていれば、また違った気がしますね。
    リックの悩みの相談に乗るカイリとか書いて見たかった、とか思っています。

    広い世界。
    はっはっは。
    そう、温室にいる感じがしますよね、カイリ。第十三位が「温室」かどうかは、まだちょっと分かりませんが……。ケントも黒いし。
    でも、村は間違いなく温室で楽園だったと思います。
    カイリが目指す場所は、最終的にどうなるのか。その辺りも楽しみにして頂ければと思います。

    そして、教えて下さってありがとうございます!
    時間がある時にコメントを残そうとしていたのですが(というか今日)、月ノ瀬さん、凄すぎませんか!?(笑)
    なるほど、一回目に参加されていたのですね!
    み、見に行かねば……!
    そして、身に余る賞をもらってしまって小躍りしております。ありがたいです!
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