直接話として各小説が繋がっているわけではないのですが、書いた心情がわかりやすい流れとしては
「貝になりたい」→「独りきりの道」→「見知らぬ他人の善意」
です。
中身としては
「発達障害に関するエッセイ」→「SNSのお一人様賛美に対する警鐘」→「人間嫌いのお一人様が何故警鐘を鳴らしたか」
です。
最後のは私がヒューマンドラマを量産している理由でもある。
私はSNSでもプライベートの話題を出さないようにしており、作者個人の人格と作品はなるべく切り離して考えた方が良いという考えです。
それもあってエッセイジャンルをあまり書かないようにしています。言い方が難しいのですが、小説はブログではないので。
今のところエッセイで公開しているのは、上記の「貝になりたい」と「ほろ苦いカクテル」のみです。
カクテルの方は、元々「半実話」タグで現代ドラマとして投稿していましたが、カクヨムコンのエッセイ部門に出すに当たり、エッセイに切り替えました。
以下が公開時の近況ノートですが
https://kakuyomu.jp/users/yuki_taniji/news/16817139555321696049ご覧の通り、中身を完全実話に書き換えたわけではなく、元々ほぼほぼ実話だったのでそのままエッセイジャンルにしました。
貝の方はカクヨムにないです。
この「半実話」タグをつける時は私も迷いつつつけているのですが、実話要素が物語の核にある、実話要素が濃い、という場合についています。
言うてカクテルから外したので、いまカクヨムでついてるのは「握り潰された声」だけですかね?
タグがなければ完全創作なのか、というところに関しては、現代ドラマはだいたい実際の出来事・実在の人物などをモデルにしています。
でもそれ他の方も普通にやってるんじゃないですかね。実話であることに意味がある、とかでなければ創作でいいと思ってます。
つまり今回は、実話であることに意味がありました。
「半実話」は虚実入り混じっているので、どこからどこまでが実話なのかはご想像にお任せしているのですが、今回に限ってこのようにノートを上げているのはそこの解説です。
まぁ解説するまでもなくあらすじが全てなのですが、通常ド素人が432相談に乗ると危ないので、完全創作としてそれを入れていたら倫理NGだからです。
この部分が実話要素であり、訴えたい部分なので「半実話」タグを入れています。
それにしては、肝心のやり取りがぼかしてあります。これには理由があります。
作中にもあるように、まだネットが未発達な頃です。パソコンも一家に一台あればいい方です。
ということは、このメールのやり取りは、共有のパソコンで行われていたのです。そしてメールアドレスは……ちょっと記憶が曖昧なのですが、共有のメーラーで、アドレスだけ分けて使っていたように思います。まだオンラインの無料アドレスとかはなかったので、パスワードかけて、絶対自分しか見れないみたいなのは無かったのです。
だからメールのやり取りは都度削除していました。記憶媒体とかもフロッピーディスクの時代なので、気軽に取っておくとかもないのです。
つまり、当時のやり取りは残っていません。当然サイトのブクマもありません。
小説の構成としては、メールのやり取りを台詞として挟んだ方が綺麗だったような気がしますが、核となるやり取りが完全創作となると……ご本人に届くことは決してないと思っていますが、どう……だろう……「そんなこと1ミリも言ってねぇ」と思わないだろうか……などと不安になり。
結局、当たり障りない感じの表現になっています。
ただ、そのような人物がいた、ということは事実なので、それが最も重要な要素として「半実話」タグがついています。
他にも諸々実話要素入っていますが、そこは虚実混交。
さて、舞台はキャバクラ。夜職について、Xだとぼっこぼこに叩かれる意見をこの作品書いた時から(つまり数か月前から)下書きしてあって、語りたい気持ちはMAXなのですが、ぐっと堪えました。
ここだとわざわざバット用意して殴りに来る人はいない代わりに、そっとフォロワー100人くらい減る気が~するもの~。
SNSでも「作者が嫌われるとまず作品は読んでもらえない」って話をRTしたばかりですしね。
しかし大人だからぐっと堪えるのが正解なのか、大人だからこそ主義主張ははっきりしていくべきなのか、これはもう日本の風潮と要相談って感じですよ。
公に政治と宗教と思想の話しちゃいけない、ってやつ。思想の部分は野球になったりしますけどね←
以前呟いたように、なるべく小説の形で主張するようにしていますが、これに関しては…小説の形にできる気すらせず…ぐぅ。力量不足です。
なので他力本願な話題を一個だけ出すと、夏ドラマの「初恋、ざらり」良かったです。知的障害者の恋愛模様を描いた作品です。
これを見ると、何故弱者女性が夜職に流れやすいのか、何故モラ男に掴まりやすいのか、よくわかると思います。
あ、ドラマのヒロインはモラ男ではなく世話焼きタイプを掴まえますのでご安心を。
機会があれば是非ご覧ください。
難しく考えなくても恋愛ドラマとしてすごく良かったし、役者陣の芝居も迫真でしたよ~!