くすのきさくら

『線路は繋げば繋がりの宝じゃ』 これは今は亡き爺ちゃんの口癖。 俺の爺ちゃんは、知らない間に自宅内に超大型の鉄道模型のレイアウトを作ったり。意味不明なことを話しながら1人鉄道模…

「横山由悠が歩けばトラブルまつり」 俺。横山由悠は昔からトラブルによく巻き込まれていた。外を歩けば。行事に参加すれば。周りともども巻き込んでいた。最近もカラオケに行けば、何故か急…

KAC2024 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2024～のお題作品です。 KAC20247『色』。 俺には高校生になる妹がいる。 いつまでも小学生のような天真…

KAC2024 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2024～のお題作品です。 KAC20248『めがね』。　 　 これはとある朝のたわいも無い友人との会話だ。 まだ…

KAC2024 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2024～ KAC20246「トリあえず」のお題作品です。 後輩（女）が俺のために手料理を作ってくれている。 ち…

KAC2024 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2024～ KAC20245「はなさないで」のお題作品です。 俺の近くにはバカップルがいつも居る。 それはそれは…

KAC2024 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2024～ KAC20244「ささくれ」のお題作品です。 ぴょこんと出ているあいつ。 なんか気が付くとぴょこんと…

KAC2024 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2024～ KAC20242「住宅の内見」のお題作品です。 私。芦屋あゆみは魚崎憂先輩の彼女になることに成功した…

KAC2024 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2024～ KAC20243の第3回お題「箱」作品です。 俺は同じ部活をしている先輩後輩のとある休日のお話――。…

《KAC20241》 ○○には三分以内にやらなければならないことがあった。 第１回のお題作品です。 とある遅刻常習犯の男子学生のお話――。

俺の職場には冷静沈着。クソが付くくらい真面目な男がいる。 本人はいつも表情を変えず淡々と仕事をこなし。休憩時間も特に誰かと話すことなく1人で過ごしている。 もちろんそれが悪いとは…

これは俺と――お馬鹿な。いや馬鹿。とにかく馬鹿。絶対馬鹿な幼馴染との日常？のお話である。 俺にとっては日常であり。いつもの事なので何も面白いことはない。 なので――俺はなんで記録…

朝起きて挨拶すると睨まれ。罵声が飛んでくることもある。 自宅内に居ると突然泥棒と思われ警察を呼ばれそうになることもある。 家族で食事をしていても。雑談をしていても。俺のことを存在…

ここは人間と魔族が敵対しつつ暮らす世界。 この世界では人間も魔族も魔術が使えるのが当たり前なのだが。そんな中で魔術が全く使えないセルジオは人間界の路地裏で貧しい生活を送っていた。…

先ほど俺ははじめての経験をした。学校からの帰り。電車が終点の駅に着いたのに、まだ車内で寝ている女子生徒が居たので「これは寝過ごしたな」とか思いつつ女子生徒に声をかけたら。返ってき…

辛い過去を持つ青年マナアキ。人と関わらなければもう辛い思いをすることはないと思い。1人山小屋にて生活をしていた。起きる、仕事、食事、寝る全て1人。寂しさはもちろんある。でも彼はも…

《第２章完結まで公開中です( ..)φメモメモ》 俺、神戸海の入学した高校大学一貫校。コマ島学園（マンボウ島学園とも言う）には、とあるルールがある。それは、問題行動を起こしたら即…

《第３章完結まで公開中です( ..)φメモメモ》 昔から幼馴染でゲーム仲間の俺たちは、今日も俺たちはゲームの世界に入り込んでいた。最近のゲームはすごいんだよ。もう自分がプレイヤー…

《第2章完結まで公開中です( ..)φメモメモ》 とあるドーナツ店でたまたま出会った。ククとココ。実はこの2人。同じ大学に通う先輩後輩だが。それを知るのは――もう少し先のこと。今…

《第５章完結まで公開中です( ..)φメモメモ》 今日も無駄に社会の駒として身を削っていた俺。そしてついに身体に限界が来たのか。帰りの駅のホームでふと何かに躓いたらしく駅のホーム…

「あなたは、明日死にます」 突然、俺の夢の中に出てきた言葉。これがすべての始まり。そして彼女との出会い。不思議なことの始まりだった。 夢を見た後の俺は突然数日後が見えなくなった…

ある日学校から家に帰ると――室内が荒らされていた。まただ。俺は呆れつつも室内に入る。もちろん室内もなかなかの状態だった。だが――最近はよくあることと。かわいいいたずらだ。と、思い…

俺の妹は昔からちょっと不思議ちゃんだ。なぜか毎朝俺に占い結果を教えてくる。なおテレビとかで見たのではなく。自分が占った結果を言ってくる。何やら寝ている時にお告げがあるとか。それも…

俺は毎日20分ほど電車に揺られ学校に行く。移動だけでも1日40分だ。 基本俺は、何もしていないのが苦手だ。何かしていたい。身体を動かしていたい。だからこの40分ももったいないと常…

私の初恋は小学校の時。相手は1つ上の先輩。そして私はストーカースキルを発動し高校まで追っかけてきた。って、怖っ私。というのは――伏せておいて。とにかく高校まで追いかけてきた。 そ…

将来なんてどうなるかわからない。 俺はなんとなく周りに合わせるように勉強をしているだけの受験生。 特にやりたいこともなく。ほんとなんとなく日々を過ごしていた。 そんな俺はとある夜…

当たり前のように定刻通り走っている電車。秒単位で到着時刻が決められている中。毎日定刻通り走っているとか。驚きだ。でも、その定刻通りが崩れることもある。 そして。たった数分でも遅れ…

道端に財布が落ちている。座席の上にスマホが忘れられている。他にも小物が落ちていることもあるかもしれない。 そんな落し物を見つけた時あなたはどうしますか？ 俺は――。

とある山間の駅に、引退した車両を使った古本屋がある。利用客はほとんどいないのだが――僕はそこをほぼ毎日利用している。 そして僕が古本屋を利用する理由というのは――。

とわか駅。そこは時間がゆっくりと流れる不思議な場所。 烏森薫は就職活動に大苦戦中。周りが進路を決めていく中。予想以上の大苦戦に焦っていた。そんなある雪の日の帰り道。気がついたら…

　俺の1日は毎日大変だ。幼馴染がポンコツのため今日も俺は朝から大変な思いをしている。何が大変なのかは……まあ見てもらった方がわかる気がするな。俺の幼馴染は沓掛久梨亜と言うのだが。…

元いじめられっ子の大学生。二階堂仁悠。現いじめられっ子の高校生。海山道海夜。共に集団生活が苦手な大学生と高校生のぼっち。周囲とは極力接しないで1人で居ることに慣れていた2人。そん…

これはとある噂話だ。 大通りから一本……路地裏のさらに奥に「—―もう来るなよ」と、お店へと来てくれたお客さんに対して、帰り際そんなことをつぶやく店主が居るお店があるらしい。 あた…

大学に進学し新しい生活が始まった。 高校時代はぼっちライフを満喫し。 大学生活こそは、と。ちょっと夢見たが現実は……。 見事に初日から周りに溶け込めず気が付いたらやはりぼっち。 …

俺。葛久遠は昔飛んでみたことがある。一度は楽しくないこの世界を諦めたのだが……。 ちょっとした奇跡により現在は――「先輩！今すぐ記憶消してください！」と、鈍器を持って睨んでくる後…

幼馴染の後輩。弥刀珠弓は昔から「お人形さん」と周りから呼ばれている。そんな珠弓も、大学生になったのだが。大きな問題がある。「お人形さん」と呼ばれているのは、お人形さんみたいにかわ…

とあるところに豊かな町があった。 多くの生き物が暮らす場所。その土地の名前は「実りの町」 今日は実りの町でお祭りがあった。 町の中にある訓練所で幼少期から指導を受け育って来た少…

とある日。俺が大学へと向かっている途中で講義が休講になった。 既に大学近くまで来ており。このまま帰るのも……ということで俺はその時乗っていた電車の終点まで行ってみることにしたのだ…

俺たちのいつもの集合場所は小さな田舎の駅。 でも集合時間は最終列車が発車した後だ。 2人で電車に乗ってどこかへ行くということは今のところない。 ただ――2人で駅のベンチから空を眺…

とある冬の日。俺は部屋に籠っていた。現在俺は大変細かい作業をしている。 何をしているかというと、鉄道模型。ジオラマ作りとでもいうか。とにかく細かい作業をしているからだ。 あと、俺…

これはとあるターミナル駅でのお話。 「おいおい、やっべー。あっち見ろよ。テレビで言った電車入ってきたぞ。ほらほら」 「おっ、マジだ。ねえねえお父さん。写真撮りに行っていい？」 …

僕はほぼ毎日誰かに乗られている。でもそれは僕にとっては幸せな事だ。 時には上でジャンプされることもある。またある時はずぶ濡れになっていることもある。 けれど僕はそこに居続ける。そ…

最終電車。それはその日の最後に運転される電車だ。 そして今日。俺は最終電車に乗り遅れた。あれだ。ちょっとしたミスだ。曜日を間違っていた。ただそれだけだ。まあ歩いても1時間あれば帰…

寒い冬が終わり。鳥たちの鳴き声も聞こえだして、もうすぐ桜が咲きそうなポカポカ日和のある日の事。私は駅のホームで電車を待っていた。その時にちょっと耳を澄ませてみると――。 「明日…

3月下旬。もうすぐ俺は大学生となる。新しい生活が始まろうとしていたのだが――そんな時。数年ぶりに幼馴染の母親から連絡が来たのだった。 「昂君。娘を助けてー」「……はい？」意味がわ…

「電車が運休することを事前に感じることができる」それが俺。明野碧音だ。 って、能力というか勘かな？まあ――使えなくはないが。無駄な能力でもある。 わかるのだが。電車に乗る予定がな…

気が付いたら俺は見知らぬ土地に居た。ふと上を見ると――飛行機……ではなく。ドラゴン。竜が飛んでいた「あー、これは死ぬな」と思ったのだが――その後俺は奇跡的に近くの町の人に助けられ…

これはとあるローカル路線のお話。 「何か新しいことを始めたいのー」 ふと社長からそんな話が出たのは――もうかなり前のこと。企画大好きな社長がまた何か起こそうとしていた。まあこれは…

たわいもない事を友人と話す時間も振り返ればいい思い出になるだろう。 とある大学のお昼休み。俺、尼ヶ辻はファンレターの書き方について悩んでいた。書こうと決心したのは少し前のことなの…

とある田舎を走る小さな鉄道。この鉄道にはちょっと不思議なことがあるらしい。 数駅だけを結んでいる鉄道のため保有車両は１両編成が2本のみなのだが……そのうち1両の車両は乗る人によっ…