「こんばんは、川上唯子です」
「ちっす! 吉沢啓太っす」
「……誰?」
「ちょ、ちょっとひどいっすよ。ちゃんと本編に出てたじゃないっすか。名前は出てこなかったっすけど……」
「あー、序盤しか読んでない読者様もいらっしゃるんで、それ以上は止めておきましょうか」
「せっかく来たのに、ひどい仕打ちっすね」
「本日は『似非占い師 ―心の闇を喰らう者―』第3部【認めない男】編の連載開始の目処がついたので、ご案内にやってまいりました」
「呼ばれたってことは、俺も出られるんすよね?」
「それはどうでしょう……。とにかく、公開開始は4月21日(土)を予定しています。更新ペースは遅くて申し訳ないですが、週一話程度になると思います」
「第2部のラストまで読んでない、あなた! これはもう、読んでおくしかないっすよ!」
「読んでいただかないと、吉沢さんが誰のことかもわからないですもんね」
「きびしーっすね。相手が鳴海沢さんのときと、待遇違いすぎじゃねーっすか?」
「そ、そんなことは、ないです! それでは、公開までもう少々お待ちください」
「よろしく、おなしゃす!」
「……出番、あるっすよね? 俺……」
「……私が知ってる限りでは、まだ見てないですよ……」
「……マジっすか……」