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『似非占い師 ―心の闇を喰らう者―』第2部完結記念

「どうもこんばんは。川上唯子です」
「鹿島恵よ。ちょっと、そこ……誰こいつって顔しないの!」

「メグって言った方が、みんなわかるんじゃない?」
「こんな状況で『メグでーす』なんて自己紹介できないっつーの」
「私の高校の時の親友で、まだ入院中のメグです。今日は病室からお送りしています」
「今日は彼氏一緒じゃないの?」
「か、彼氏って……。鳴海沢さんとは、何にもないですよ!」
「またまた、慌てちゃって。クスクス」

「そんなことよりも! もう先週末のことになりますが、無事『似非占い師 ―心の闇を喰らう者―』の第2部が完結を迎えましたー」

 ――パチパチ、パチパチ。

 周囲のベッドからも、まばらな拍手。
 しかし誰一人、何のための拍手かわかっていないようだ。

「はい、練習通りの拍手ありがとうねー。おばあちゃんたち。で? 2部が終わったってことは、次は3部よね」
「はい、そうなのですが……。3部については、構想をさらに練りたいとのことで、しばらくお時間をいただきたいとのことです」
「素直に、構想がまだまとまってないって言いなよー! 作者!」
「ちゃ、ちゃんと構想はできてる。もっと良く出来ないか、練り上げている最中だ……と作者は言ってます」
「はいはい、そういうことにしておいてあげるわよ。で? いつごろ公開予定なの?」
「すみません。見通しが立ち次第、ここで報告させていただく予定です。ただ、一ヵ月ぐらいかかかるかもしれないとのことでした」
「そんなこっちゃ、せっかくフォローしてくれてる読者様に逃げられちゃうわよ?」
「すいません……。お時間をいただくかと思いますが、しばらくお待ちください」

「結局、今日は完結記念じゃなくて、そのお詫びがメインだったわけね」
「はい……。そういうことなんです……」
「みなさん、ちょーごめん。そういうことだから、ちょっとばっかり待ってあげてー。本日は、メグと」
「唯子でお送りしました。また、次の報告でお会いしましょう」




「……ちょっと、つられて『唯子』とか言っちゃったよー。恥ずかしい……」
「……いいじゃん、いいじゃん。『メグと唯子』コンビでなんか作中でやらせてもらおうよ……」
「……お笑いコンビみたいじゃないですか……」
「……お笑い上等。退院したらコントの練習しよっ……」

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