「川上唯子です。こんにちは」
「どうも、ご無沙汰してます。鳴海沢和真です」
「今日はいよいよ、『エセ占い師 ~ 心の闇を喰らう者』の第2部が完結目前ということで、ご紹介にやってまいりました」
「この作品は、元々は作者の処女作ということで、紆余曲折の後に今の形になったらしいね」
「2回の書き直しを経て、少しは作品らしく胸を張れる出来になったんでしょうかねー?」
「処女作発表の時は、相当に悲惨な有様だったらしいよ。相当凹んだって」
「へー、そんなことが……。そうだ、鳴海沢さん。その時のエピソードとかないですか?」
「うーん……、そういえばあの時は、乗ってた電車に息詰まって【凪ヶ原駅】のホームで一息ついたんだよね」
「それで?」
「自販機でジュースを買ったら当たったんだよ。それでこの街に滞在するか……ってなったの」
「…………」
「…………」
「意味不明ですね」
「意味不明だね」
「『人生の決断を他人に委ねてたら、足をすくわれるよ』なんていう、中二病発言をする今の鳴海沢さんからは、とても考えられないですね」
「…………中二病……」
「さて、『エセ占い師 ~ 心の闇を喰らう者』第2部も残すところ、あと1話。公開は3月30日の夜を予定しています」
「お楽しみにお待ち下さい」
「それでは、またお会いしましょう」
「……第2部が終わったら、そのままひっそりと完結。なんてことないですよね?」
「……いやいやいや、そんなことになったら剣持さんが暴れだすぞ。それは阻止しないと……」
「……鳴海沢さんの能力で、作者の弱み握ってきてくださいよ……」
「……よし! 脅すか……」