「いよう! みんな元気か? ああ、改訂版からの人は始めましてだな。お待ちかねの剣持だぜ」
「…………」
「って、また俺一人かよ。なんで俺のときは唯子ちゃんとか来てくれねえんだよ……」
「まあ、無事第3部に入って、俺にも出番が回ってきたからよ。みんなの声援頼むぜ」
「ほんと、いつまで経っても出番が来ねえから、俺の存在自体ボツにされたんじゃねえかってヒヤヒヤしたぜ」
「そんな俺だけど、一部のコアな人には人気あるらしいんだよな。世の中、【おっさん】ブームらしいからよ」
「そこに便乗して、さらに読者から『剣持さんの出番をもっと見たいわー』なんて声がたくさん届けば、作者も放っておけなくなんだろ」
「そうなりゃ『似非占い師 外伝 剣持建夫物語』なーんてことになるかもしれねえからよ。期待しててくれよな!」
「じゃあ、これからも『似非占い師』。応援の方、よろしく頼むぜ!」
「……次呼ぶときは一人ってのは無しで頼むぜ……」
「……え? 存在感があるから一人でも様になる? しょうがねえなぁ……」
「……本編にも登場したから、これからは遠慮なく呼んでくれよな……」