いきなりですが、私、タクティクスオウガが大好きなんですよ。
歳がばれそうですが、スーパーファミコンのほうは、死者の迷宮(地下100回)を三回潜ったくらいの熱狂的ファンです。ゲームボーイアドヴァンスのタクティクスオウガ外伝もプレイしたし、直近ではタクティクスオウガリボーンも。
そんな私ですが、当然ファイナルファンタジータクティクスもプレイしました。
重厚で壮大なストーリー、勇壮で幻想的な音楽、己の信念や忠義に基づきどこまでも人間臭いキャラクター達――と、そこには私の求める最高のゲームがありました。
あれから28年、私を熱中させたFFタクティクスが、リマスター版として発売されました。その名も『ファイナルファンタジータクティクス イヴァリースクロニクル』。通勤の車中でサントラ聞きまくって気持ちも高まり、買う気も満々。switch2があるので、もちろんやるならswitch2版だと決めていました。
なんて考えていたのに、気になっていたユニコーンオーバーロードを購入してドはまりしてしまい……。クリア後、SLGはちょっとお腹いっぱいかなぁ、と予約もせずにいたんですよね(ファン失格)。
だが幸いにも、その選択が正しかったことが発売日に判明しました。
何があったのかの前に、まずswitch2におけるソフト販売形態を書いておきます。
①【パッケージ版・ゲームカートリッジ封入】
ゲームカートリッジとは、いわずもがな、ソフト本編のデータが全て入っているカートリッジです。コレクションにするにも最も所有欲が満たされ、売ることも可能な一番オーソドックスな形態ですね。ちなみに私は売ることを前提に購入するので、買う時は必ずパッケージ版です。ですが、《《今後は疑ってかからなければならない事態》》が発生したわけですが、それはのちほど。
②【パッケージ版・キーカード封入】
キーカードとは、ソフトを起動するための「キー(鍵)」であり、本編のデータは入っていません。キーカードを本体に差し込み、インターネットを通じて本編データをダウンロードして、そこで初めてゲームをプレイすることができる形態です。今後FFセブンリメイクなど、大容量ゲームはこういった形態をとるようですね。ちなみにアカウントに紐づかないので売却可能です(これが重要)。が、あくまでも配信なので任天堂が配信を辞めたらプレイできなくなりますね。なのでコレクションとしては微妙かもしれません。
③【ダウンロード版】
インターネットを通じてゲームをダウンロードする形態です。もちろん物理メディアも外箱もありません。なのでコレクションも売ることもできませんが、すぐにプレイできるというメリットがありますね。インディーズゲームとか値段が安いのは、これで購入したります。
……さて、次が大問題の販売形態です。
④【パッケージ版・チラシ封入】
ダウンロードコードの印字されたチラシが入ってます。ゲームカートリッジもキーカードも入っていません。つまり《《パッケージ版と見せかけたダウンロード版》》となっています。この時点で、首を傾げざるを得ない販売形態ですが、問題はこういった販売形態であることが周知徹底されていなかったことなんですよね。
公式発表では予約受付時からチラシ封入であることをアナウンスしていたようです。――が、こんな大事なことを商品掲載ページには大きく明記せず、なんとパッケージには記載すらありません。「……あれ? これ、もしかしてダウンロード版なのか??」と疑いを抱くレベルの非常に分かりにくい文言ならありますが。
パッケージ版って、ゲームカートリッジ(キーカード)が入っていることが当たり前じゃないですか。人類共通の認識じゃないですか。だからこそコレクションにできるから、売れるからって買う人がいるわけです。それをスクエニさんの人が知らないわけがない。知っててやっているとしか、言いようがないんですよね。
だって、「ゲームカートリッジは入っておりません。ダウンロード用のチラシが入っております」って記載しておけばいいだけなんですから。小学生でもそれくらいの配慮できます。これ、親切心以前の問題で、誤認を誘引する行為で規制の対象になりかねないと思っているのだけど、どうなんだろうか。
ということで買うならswitch版で、switch2用にバージョンアップですかね。あまりにも不誠実なところが気になって、二の足踏んでますけどね。こうやって、ファンはいなくなっていくんだろうなぁ。
その他、『酒のツマミにならないエンタメについての話。』↓
https://kakuyomu.jp/works/16818792440595043535