松長良樹

不意に電話のベルが鳴った。携帯ではない。　 みれば岩陰にプッシュホンが一台置いてあった。 ――まさか、命の電話だろうか？　普通こういうものはこちらから電話するんじゃないのか？

神父と囚人の悲劇。なぜ悲劇なのかは悲しい物語の中で語られます。

はるか、遠い宇宙からやって来た惑星、その惑星には人間に似た生命が住んでいた。苦渋の決断が迫られる物語。

ある時、万人に通じる言語で問題は出題された。まさかテストが人類の未来を決定するなんて理不尽すぎるよね？！

そこは湖底のように静まり返った場所だった。彷徨う男が見上げるとそこに穴があった。

超能力を所有した者のメリットデメリットを、三つの物語にまとめました。

ある時アブラハムの予言が的中したのか人類は絶滅した。それを狙っていたのは貪欲な宇宙人だったが、思わぬ救世主が現れる。

俺の趣味はウェブサイトに短編を投稿する事だったが、思いもよらない珍客が、思いもよらない注文をしてきた。 さあ、どうすんの俺！！

女秘密諜報員　カレン、そして日本人のタカノ、二人の活躍の一場面を抜粋。

宇宙と地球じゃ価値観が、まったく違うんだ。その違いが面白い事件に発展してしまうんだ。どうぞご覧あれ！

東の空がすみれ色に輝いたとき、それは始まった。踊る世界、踊る〇〇〇。

良い夢は見たいけど、悪夢は嫌ですね。蒼い顔をした青年が病院を訪ねますが、彼の見た夢とはちょっと変わっていました。

貞治さんは私の大切な友人だったはずなのに、もう死んでしまった。その真相は？　犯人は誰なの？ ※この物語は読後感があまり良いとは言えないと思います。読む方はそのおつもりでお願いい…

おかしな三つの事件。あり得ないけど大変だ！！

自分の考えを持ちたい。メディアに流されず、達観していたい。そんな気持ちを文章化してみました。

いつの間にか売られてしまった地球。購入者は宇宙人様。いやいやそんな悠長なことは言ってられません。 何とかせんとあかんでしょ。でも法的な契約書まであるのだから。どうしたらいいんだ…

ある博士が進化を加速度的に速める装置を発明し、被験者を募ると一人の大学生応募してきたが彼を待ち受ける運命とは？ ぶっ飛び結末にご注意。

先祖伝来の妙薬、それを使って小次郎は姿消すことが出来た。でも思わぬ落とし穴が……。

保安官と留置場にいた老人のやり取りだけで、ストーリーが展開しやがて壮絶なクライマックスを迎える！

超人的な量とスピードで物語を生み出していく、新鋭作家の仮面の魔人。その彼の驚くべき秘密とは？

自衛官の俺はある時、幹部からの呼び出しを受ける。俺って表彰される訳？　んな訳はなく、とんでもない任務を仰せつかる。 なんでも宇宙人スパイになって、敵の星に潜入しろというのだ。や…

何でも悪いほうに考えてしまう大学生マサオ、そういうマサオに悪魔が気がつかないわけもなかった。

手紙だけの物語です。

外灯に霧のかかる夕べ、私は昔好きだった鮫島美佐という女優の回顧展に足を運んでいたが、そこ居合わせた老婆の口から恐ろしい物語を聞かされる。

悪魔の住む世界でも就職難は現代社会と共通していた。そこでその悪魔はなんとか就職活動をするのだが、やっと決まった就職先というのがテレビ局だった。いったい悪魔はテレビ局に就職してうま…

あり得ない設定で、ありえない事態を空想して楽しむクイズです。

一話目　出し抜けに変な質問をしてくるサングラスの女。 二羽目　霊能者の女の物語。 三話目　時代劇と言えば、時代劇です。怪談とでも申しましょうか……。

現代版　浦島太郎の物語。もちろん普通に終わらないのが定石でして。

シュウジがハルヒコに宛てた手紙。その内容自体が狂気だ。徐々にその動機が解明されていく。

高史は警察に追われ、あるサーカスに身を潜めるが、思わぬアクシデントが彼を待ち受けていた。

中二の美南海という女子はとても好奇心旺盛な方だったから、街の周りの塀に疑問を持たないでいられなかった。 でも、その好奇心が仇となるときだってある……。

鏡がただのガラスと銀の板だなんて、あなたは本当にそう思いますか？

新年会の帰り、青年、敬一は小さな仔馬を見つけた。とても可愛いので、つい家に連れ帰ってしまったが、意外な展開が待ち受けていた。

二人の男がテーブルをはさんで対峙し、そのテーブルには一挺の銃が置かれてある。まさか、まさかのきな臭い物語。

その日帰ってきた女房にはなにか違和感があった。俺の心に妙に引っかかる何かだ、何かがおかしいのだ。

広告代理店に勤務する隼人。最近、彼の目から見る世界が変わり始めた。なんだかみんながのろまになったように感じるのだ。

言葉を理解する、ミケランジェロという名の三毛猫。そして周りの猫たちの集団。――信じられない物語。

あれは私がまだ子供の時、庭の片隅で綺麗な鍵を拾った。小さな不思議な鍵だ。

俺は量子ガンを懐に忍ばせ、スラムに潜入した。どうやらこの場所で夢の売り買いが行われているらしい。 情報屋に飴をしゃぶらせたのが効いたって訳だ。

銀河系遥かな未知の惑星に不時着したケンジ。しかし、そこには竜に似た生物がいてケンジに話しかけてくるのだった。

その世界に住むカイルという名のシマウマ。カイルは俊足で走ることなら誰にも負けたことがなかったが……。