• 異世界ファンタジー
  • 詩・童話・その他

『星灯りと明けない夜』第九話、明日連載開始予定です。

お待たせしました。
『星灯りと明けない夜』第九話、明日から始めたいと考えています。

* * *

星灯りと明けない夜 第九話:誰かの夢幻
~エピとデューゴの物語~

白い壁。星油の灯りで映し出される鮮やかな風景。
幻灯機が映し出すそれは、過去の世界。
エピとデューゴは、失われた青空と夜空に出会う。
けれどもエピは、星を前に口を閉ざす。
……これは星であって、星ではない。
翌日、宿屋に泊まっていた二人に、町人達が殺到する。
「星空を盗んだのはあんた達か!」
街の人々が愛した星空の風景。
それが一夜で消えたのだという。

* * *

第九話は、エピとデューゴの物語です。
「幻灯機」というのは、スライド映写機、またはその原型になった機械のことです。
とてもファンタジックな字面ですが、本当にあるものです。
英語ではマジックランタンというのだそうで。
わくわくするアンティークですね。

お楽しみに。


2021年4月17日 ひゐ

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する