この度、『第1回カクヨムWeb小説コンテスト』の結果が発表されました。
その結果……!
残念ながら……! 力及ばず私の作品は『受賞を逃して』しまいました。
ここまで応援して下さった方には、厚く、厚くお礼申しあげます。
ですがっ、私が応援していた作家さんの作品が見事受賞していました! 自分が面白いなと感じた作品が認められるのは、まるで自分のことのように嬉しいものです。受賞者発表画面を見た時、思わず喜びからガッツポーズをとってしまいました。
(因みに、他人の成功を喜ぶ余裕があったのは、自分の作品が受賞しないであろう事が『既に分かっていた』からです。その理由については、今度カクヨム考察にでも書きましょう。書かない場合は、近況ノートでご説明させて頂くと思います)
さて、個人的には今回の結果を受けて、残念な気持ちがある反面、何だかホッとしたような気持ちも御座います。その理由は私の中に、まずは自力で新人賞を取ってから、書くことを仕事にしたいという思いがあったからです。
以前カクヨム考察にも書かせて頂きましたが、web小説からデビューする場合、作品内容以上に、今現在その作家にどれだけ知名度があるのか、今現在どれだけその作品の売れ行きを担保できるか、という事が最重要視されます。
ですが新人賞の場合は、まず第一に作品内容が重視され、小説として不足が目立つ場合は一時審査すら突破する事が出来ません。これはweb小説コンテストが、読者からの人気投票を一時審査に設けている事とは大きく違っております。まぁその分、全ての作品にしっかりと目を通すという労力が開催側に求められる訳ですが……。
何を言いたいのかといえば、私は自分が人気者になったり、その人気を切り売りしていきたいのではなく、もっともっと面白い作品を書けるように勉強し、面白い作品を作ること自体を活動目標としていきたいと考えているので御座います。
今まで複数の作品を書いてまいりましたが、今のところ、自分が書く作品は新しいものほど、そこそこ書けてきているような印象を受けます。
例えば、先日書いた新人賞用の作品などは、あまりに急いで書いた為に、物語を正しく伝える事が出来ているのかが不安でした。なので、応募する前に一度プリントアウトしてから、小説をよく読む友人にチェックしてもらう事に致しました。
今まで私の書いた小説なんか、まともに褒めた事の無かった友人でしたが、感想を聞くと真っ先に「かなり良い」と熱を持ったように言ってくれました。「続きは何となく考えているけど、受賞しないと書かないよ」と私が重ねて言っても、「分かっている。でも続きを待ってるよ」とまで言ってくれました。
その時私は、ああ、少しは面白いに近づいているんだな、少しは成長しているんだな、と思う事が出来ました。何かしらのきっかけを与えて頂いた方々に感謝です。
私は執筆活動を始める以前は、別の道を究めんと人生の大半を使っておりました。なので、そこそこいい歳なのですが執筆歴はあまり長くありません。まだまだ知らない事だらけの未熟者です。
だからこそ、トライ&エラーによってより良い結果が出てくる事が、楽しくてしょうがありません。まだまだ改善の余地があるという事実。もっと面白いものが書けるという予感。暫くは、この楽しさに向き合いたいので御座います。
ではカクヨムでは書かないのか? と言われれば、今まで通り自分のスタイルに沿う形でお付き合いさせて頂きたいと思っております。
コンテストなどのイベントに関しても、その時の自分の状況によって参加、不参加を判断したいと考えております。自分の人生経験上、1年経つと全く違う環境に身を置いている事が多々ありましたので、今はまだ、確たることが言えません。
また、現在は執筆(アウトプット)よりも、何でも書けるようにと情報収集(インプット)に時間を割いております。web上での執筆が遅いですが、一日の時間が限られているのでご理解頂けると幸いです。
さてさて、話を戻しまして第1回カクヨムWeb小説コンテスト。
個人的には、色んな作家さんの発言や動き、そして運営さんのトライ&エラーをリアルタイムで見れたので、なかなかに面白いイベントでした。
この経験を生かして、各々が次に挑めるといいですね。
受賞した方々も応援しております。
それでは皆さんも、より良いカクヨムライフを!