江戸時代は、印刷技術が発達した時代でもありました。もちろん今みたいにパソコンやスマホはないので物語を手書きして、それを元に一枚一枚板木を作り、木版印刷の要領で本を出版していました。ちなみにこれの絵画バージョンが『浮世絵』で、浮世絵は一枚物の絵ではなく、多重刷りで作った印刷物だということを大人になって知りました。
浮世風呂の原本も木版印刷で、現物を手にとったことはないですが、今の時代インターネットで無料で閲覧することができます。もし興味があれば原本の雰囲気も見ていただきたいです。木版印刷とはいえかなり精細な物だと実感することができます。
当時の本は庶民向けの本とはいえ難しい漢字や当て字による難読漢字も出てきますが、今の少年漫画のように基本的に漢字には振り仮名が振られているので多くの人が読書を楽しむことができたようです。
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人文学オープンデータ共同利用センター
日本古典籍データセット
『浮世風呂』
https://codh.rois.ac.jp/pmjt/book/200015779/